戦略的には正しい
北朝鮮が核弾道ミサイルを研究実験、保持するということは、人道的、倫理的には、もちろん正しいことではナイが、「戦略的」には正しい。「戦争は人道倫理とは関係ナイ」からだ。
北朝鮮のこの戦略は、ものすご~くハッキリとした戦略で、〈対アメリカ〉と、同じ政治的テーブルに着くためには、これしか方法はナイ。これ以外にはナイのだ。
北朝鮮はアメリカ合衆国と戦争がしたいのではナイ。むしろ、「話がしたい」のは北朝鮮の側だ。双方ステゴロで向かい合うことが出来ないのなら、同等の軍事力が必要になるが、とてもじゃナイけど、アメリカの軍事力に拮抗、対峙出来る軍事力を持つ銭なんかナイ。だったら、一足飛びにICBMを所有する(それだけが、アメリカの軍事力と対等になる)他、戦略はナイのだ。キム・ジョンイルは、馬鹿ではナイのだ。ロシアも中国も、いわゆる核保有国というのは、アメリカとの軍事力を対等にするために核を保有しているのであって、それ以外に、核を保有している理由はナイ。以前にもフログに書いたが、ロシアと中国が同盟を結んでも、アメリカの通常兵器(軍事力)とは対等にはならない。アメリカってのは、ほんとにスゴイのだ。
8/9、長崎の日(正式には長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典)、長崎市長は日本も「核兵器禁止条約」への批准を促したようだけんど、23年続けて「核兵器廃絶決議案」を国連で提出し続けている日本もまた、軍事同盟国がアメリカなもんだから、核保有国と軍事同盟の仲である日本は、核保有しているのと寸分チガイはナイ。よって、これは、批准したところで、絵に描いた餅。先述したが、「戦争は人道倫理とは関係がナイ」んだから、〈人道倫理〉を基盤とした「核兵器禁止条約」は現実にまったく効力というものはナイ。批准したら、「で、けっきょく、おまえは鳥か獣か」とコウモリ扱いされるだけでんな。
トランプがいくら大袈裟に吠えても(あれがオバマだったら、ちょっとヤバイけど)、側近がトランプに「北の外道くらいいつでもタマとれまっさかいに、ここは、貫祿みせて、飯でも食うてやったらどないです」と、囁いたら、そんで事は収まるでしょう。
私、個人としては、いっぺんヤッてみたらどないやのココロ。「窮鼠、猫を噛む(食む)」てな諺もあるくらいやから、六十五歳の死に際に、オモロイもんが観られるなと、そら、あんた、日本海側に難民から武装難民まで、押し寄せて、これが自衛隊との戦闘になりまんな。日本海側の砂浜が血で染まるどころか、日本海側の日本の国民も逃げなアカンねんけど、逃げ場があるワケでなし、地震や台風の自然災害とはワケがチガウ。てんやわんやの大騒ぎ。寄り合い酒の一席になるでしょう。必見でんな。
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