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2017年3月21日 (火)

犀は撫でられた

 

Monitorで韓国映画を観ていた。『サスペクト~悲しき容疑者』、これが132分の長尺なもんで、30分に一度の休憩予定で観ていたのだが、ともかくaction scene が長すぎる。簡明なstoryで、俳優の演技の質が高く、オモシロクなくはないのだが、いや、オモシロイのだろうけど、カーチェースの部分など、もうイインじゃないのと少々うんざりはする。まあ、これは趣味の問題で、好きなひとは大歓迎なんだろうけど。私はactionの緊張感なら、まだ香港映画のドニー・イェン方面のほうが上(上手い、上質)だなと思う。同じ韓国作品の『監視者たち』は頭脳戦なのだが、その緊張感がたまらなく良かった。これは韓国映画の勝ち(これは、日本映画に対して、いってるのです)

で、本題はここからなのだが、観ている途中で、急に苦しくなってきて、映像をstop、脈拍を測定すると、115、血圧が148-95ときた。低体温のせいかと、次は体温、おっとどういうワケだか、10分前まで35,7°だったのが、36,6°まで急上昇している。何だかワカラナイが、急場凌ぎ。Β-ブロッカーを服用。20分経過、おちついたので、再度計測、117-75、36,1°(私の平常体温は36,4°)今度は急降下。1度近い体温の乱高下は、立てばふらつく、思考のedgeはボケる。

頼れるものに電話したが、あいにく旅行中。電話したのは、病院に運べとかいうcommandをいうためではナイ。こういうのが続くことになれば、いくらなんでも「もうイイんじゃナイか」という声に誘われそうになる。「すまんな、堪忍してや」になる。そこで、かねてからの『遺言書』と『告別の辞』のfileを渡して、後始末のために通帳と判子を渡しておこうと考えたのだ。

自死する気はナイが、救急車とか、救急病院は拒絶するつもりだから、意識が朦朧としているあいだに33°まで体温が下がれば、自然死になる。朝、起きたら(というか、起きないんだけど)死んでましたになってからでは遅い。

いつ、そうなってもいいように、犀を撫でることにした。

と、以上は、疾病(薬害なんだけど)に対する〈消極的シフト〉。

何か〈積極的〉なpolicy technique approachはナイのか。

セロトニンの自然分泌不全。容態は、自律神経の迷走(暴走)。

セロトニンの自然分泌が生じてくれるのか、あるいは、現状のままを耐える工夫をすればイイのか。来月で断薬から六ヶ月。ここらが離脱終了の基準なのだがこの五ヶ月、体調に変化はなく、低体温という悪化がみられるだけだ。ことのほか、生じている体調不全は、自律神経系統の失調に由来していると仮定してみる(そうせざるを得ない、他、考えようがナイ)。

そこで、自律神経失調の精神医薬を探すか。そうすると、また向精神薬に依存するところに逆戻りで、私もイヤだし、主治医も賛同しないだろう。

では、医薬品以外で対症出来る可能性は何かあるか。

漢方か、鍼灸か、信仰か、超能力者探しか。犀を撫でる。賽を投げるのでもなく、匙も投げない。

午前中に仕事すると、午後は1時間程度、眼を休めるために横になる。いつものラジオ番組が流れている。「~松尾堂」、松尾貴史さんの番組で日曜の午後はたいてい聴いている。わりとお気に入りの番組。その日のゲストのひとりが医学者で、「疲労医学」という新系統の医学分野を歩いている、1960年前後の生まれだから、まだ五十過ぎくらいかなあ。これに聞き耳が立つ。あっ、犀だ。「疲労と疲労感はチガウ」という命題。たとえば、歩く走るで足に乳酸が溜まって「疲労」というのは「嘘なんです」といいきる。疲れをとるのに、「適度な運動をする」「栄養価の高いものや精力のつくものを食べる」「温泉にいく」「友人たちとお酒を飲んで、ストレスを発散」なども、すべてマチガッテいることを、実験データで確かめたらしい。老師いわく「いままで、医学は、〈疲労〉というものに対しての学問、研究を怠ってきた」「足がだるい、肩がコル、眼精疲労などは、〈疲労感〉であって〈疲労〉ではナイ」云々。

まるでユング精神医学のシンクロニシティーみたい。(私はあまりユングは評価してナイんですけどね)。この医学者は「疲労とは、自律神経の疲労です」といいきる。

で、どうすんの。

「鶏のムネ肉の成分のイミダペプチドを毎日200㎎摂取するといいんです。これは、渡り鳥が休息なしで数千キロを飛んだり、マグロが永久に泳いでいたり出来る体力に関係していて、その両方の肉(身)にも含まれています」

ペプチドとはたしか、アミノ酸の複数結合だったから、要するに分子結合してタンパク質になる、あれだな。「鶏のムネ肉」ね。マグロね。よし。

サプリにもたぶん、あるはずだ。よし、アマゾンへgo。で、サプリを買ったが、どうしてもこういうシロモノには半信半疑になる。若い頃、テキ屋をやってたせいで、どうもテキ屋商品と重なる。すでに贋物も出回っているとか書かれてある。他の似たようなサプリを調べると、あるわあるわ、高価なのがワンサカある。ユーザーのレビュー(Amazon)は善し悪しが6:4くらいで、一応食品なのだから「効かなかった」という評価はちょっとどうかと思うが、よく効く向精神薬よりはマシかなと、副作用や飲み合わせなど、調べまくって、ここは藁にすがるかと、犀を撫でた。

/犀は撫でられた。(意味、ふつうは怖くて触れたり撫でたり出来ないことをする。転じて、思いきった営為を行使する)/

翌日、電話した相手と別の相談事があったので、「昨日の電話は云々」と話したら、「私のほうが先に死ぬかもしれませんから、お返しすることになるかも」といわれた。なるほど、最近は、同時代を活きてきた知己、友人が次々戸籍を天鬼簿に移している。死ぬことに恐怖心はナイほうなのだが、癪に障るのだ。きっと釈迦もそうだったにチガイナイ。これからはその気分を/釈迦に触る/ということにする。

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