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2017年2月 5日 (日)

夢幻の函 Phantom share 24

いやあ、もう、ハルちゃんから、レイさんから、森林警備隊から、頭陀まで、死体が多すぎる。

  死屍累々。これが私の潜在願望なのか。抑圧されてきた無意識領域なのか。しかし、我慢は意地であり忍耐ともいうぞ。ユビキタス(偏在、あるいは変幻自在)だ、諸法無我だ。

 大東亜戦争(太平洋戦争・第二次世界大戦)の頃、日本本土に空襲が本格的になってから、庶民大衆は初めて〈戦争〉を肌身で感じた。焼夷弾という、爆裂する爆弾ではなくナパーム弾どうよう、火災を起こすための爆弾で、多くの無辜の人々が炭になって転がり、あるいは艦上から発進した単機戦闘機の無差別掃射によって道端に、いまのいままで世間話をしていたオバハン、オッサンが血だるまになって、庶民大衆はただ「生きる」のではなく「生き延びる」ことの選択を余儀なくされた。もちろん、中には「もう死んでもイイや、どうせ負け戦だ」と、灯火管制の中でじっとしている者だってあったろう。若者は明日は徴兵赤紙なんだからと、ヤリまくったにチガイナイ。乙女子も、同じくヤラセまくったにチガイナイ。半ば本能的に、性欲は亢進し、あるがままの人間性をさらけ出し、坂口安吾の文学など微塵なほどに「生き延びた」のだ。

 とはいえ、銀座をサンダルとスカートで闊歩していた女性も在ったのも事実だ。

「負けんのか、負けたらどうなるんだろねえ」

「アイノコなんて産みたくナイけど、まっ、覚悟しとかないとね」

 ときの政府は、「操の楯とならんっ」と、全国の娼婦を募集して、勝利者米軍のための慰安婦所をわんさか造ったことは歴史的な事実であり、それでもなお、封印されてはいるものの、沖縄をはじめ、あっちこっちで婦女暴行(殺人まであった)事件は勃発したのだ。慰安婦問題、少女の慰安婦像、くそくらえとはこのことで、当の韓国人も敗戦国の婦女子を犯しまくったじゃないか。そんな記録や証拠が何処にある、ナイよ、記録なんて。あるのは事実だけよ。戦争というのは、いつの時代もそんなもんヨ。

 国家の平和のためではなく、てめえの恋人を凌辱から守るために、戦争はヤッチャイカンのヨ。えーか、若者たち。日本は米国の核の傘の下に守られて、平和ボケしてるとかいわれてさ、積極的平和主義とか煽られてさ、それで肩身の狭い思いしてるんだろうけど、この辺りには、幾つかの思い違いがある。

 まず、日本は米国の核の傘の下にいるワケではナイ。北朝鮮などは未だに「核っ」と吠えているが、アメリカ前大統領のオバマ氏が、核軍縮を声高に語ったのには(ノーベル平和賞もらったんだけど)、理由がある。それはね、military balance てのを考えると、たとえばロシアと中国が軍事同盟組んで米国と戦争したとしても、勝敗はやる前にワカッテいるのだ。通常兵器の戦闘において、アメリカはNATOを頼らずとも、ロ中に勝利出来るのよ。トランプ大統領が「一国主義」とか「保護政策」なんてわめいても、米国が孤立することはナイ。なんでかというと、米国がその気になれば、世界征服も軍事的には可能なのよ。しかし、そんな面倒なことやる必要もナイしな。

日本は、この軍事力を銭で買っているのであって、タダで利用しているのではナイ。「核の傘」ではなく「通常兵器」を買ってるの。買ってるというのは体裁としては、ようするに用心棒を「雇ってる」んだけど、悲しいかな敗戦国の身上としては、「守ってやる代わりに居すわるぜ」というシステムなの。あのな、「思いやり予算」なんてのがあってな、その呼称とは裏腹に、いわゆる上納金、みかじめ料みたいなもんで、これが年間に2014年度分でいうと6710億円ヨ。ちゃんと銭払うてんねん。この他に「地位協定」なんてのがあって、ちょっとその一部を具体的にいうと、日本の旅客機は東京上空を飛べないのよ。何故なら米軍横田基地があるもんだから。ANAもJALも迂回して飛んでるのよ。さらにだな、日本という国土は「地勢学」的にいい位置にあるもんだから、米国はここに基地を造り放題で、2015年現在、83カ所の米軍基地があって(うち沖縄県は32カ所。嘉手納だの辺野古だけが問題ではナイ)自衛隊との共用を含めたら132カ所になる。

「核」が何故、在るのか。核保有国というのは何故「核」を保有しているのか。答は至極簡単で、米軍という軍事力に対峙するのは「核」しかナイからなのよね。「通常兵器」での戦争は世界中が束になっても、アメリカには勝てないんだなあ。あのね、北朝鮮程度なら、アメリカは陸海空軍を出動させなくても、海兵隊だけで制圧出来るワケ。まあ、そういうことは戦術的にはやりませんけどね。アメリカ海兵隊の軍事力は、それだけで日本の自衛隊の全兵力と同じだと思ってマチガイありません(もちろん、ほんとをいえば、その軍事力はもっと大きいんですけどネ)

床屋の政談のオワリに余談を一つ。映画なんかによく出てくる空軍のB-2ステルス戦略爆撃機てのは、すっごく高価で、その重量は同量のgoldと同じといわれてまんな。

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