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2016年6月24日 (金)

涙、壊れているけれど②

対岸の火事、対岸までの距離感

 

トランプ氏のこととか、北朝鮮の弾道ミサイルのこととか、中国のナニ考えてんだかのこととか、朝、イートインに朝食をとりに行く数分の町の風景の中にみつけることは不可能だなあと、なんでなんだろうと、で、台風の天気情報のように、「えーと、どうやら戦争になりそうです」なんてことをラジオだか、テレビだかのニュースバラエティ番組がいいだして、「へーえ、そうなんだ」とか、さほどビックリでもなく、当然でしょみたいに聞き流すんだろうなあ。そういう日常なんでしょうねえ。日常がニチジョウになってきていて、火事ですっていわれても、「えっ、対岸って、ここのことだったの」って、春の小川でもはさんでいる程度の対岸までの距離に、これもビックリではなくて、「いやあっ、知らなかったなあ」みたいにおもうんでしょう。

 

東京に二日ばかり行って、名古屋に帰ってくると、名古屋の人口密度にほっとします。

私、「ひと酔い」するほうですので。宿泊を横浜馬車道にして正解でした。渋谷とか新宿とか、毎朝、廃墟(廃墟は好きなんですけど、そういう廃墟じゃなくて、ゲリラと政府軍との戦いで、みんな逃げ出したようなそんな街、だから廃街かな)になっていて、『モダンタイムス』のトップシーンのほうが活気があったんじゃないかなと、妙な風に吹かれます。

いつものコンビニ・スーパーで、とにかく飯かなと必要なものを買い物して、それで、食ってからちょっと昼寝して、もう一度コンビニに(たぶん、晩飯の献立が早く決まったので)でかけると、レジに、いつものお嬢さんがいて、「どうして今日、午前中、来なかったんですか」と、プンといわれたので、「来ましたよ」「あら、私、休憩だったのかな」「いや、いましたよ。別のレジに」「プン。昨日、一昨日と来ませんでしたね」「昨日、一昨日は東京だよ。オレも仕事してんだから」「ふーん、仕事ねえ」「東京からしか、仕事がこないからね」「でしょうねえ」って、これって、コンビニレジ嬢と、する会話なのかなと、こんな調子だから「今日、何時上がり」「〇時」「そんなら、〇時にイートインで待ってるから、オレんところでちょっとヤってく」「そうしようかなあ。でも、妊娠させたりしないでね。私、まだ就職先決まったワケじゃナイんだから」

そういう妄想に瞬時にかられて、レム睡眠時にみた夢のようにして消えていくのも、精神疾患のせいではナイという気がするのです。

その夜の、結論です。「ともかく〈いい加減〉に生きるのがイイ。とはいえ、〈いい加減〉に固執するのもイケナイ。と、考え過ぎるのが、もっともイケナイ」

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