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2016年3月 1日 (火)

♡~29

「死ぬ気で頑張るのはイカンっ、死んでしまうからナ。殺す気でやるんじゃっ」。
どこの爺様か知らないが、市井のこの年寄りのコトバが、ツイッターで話題になっている。いまだからいえるが、私が役者として舞台をやる場合、出番を袖で待つとき、いつもやってたのが、観客との一対一の果たし合いのイメージで、「必ず倒す」と、剣を持ったつもりで構えていた。
以前も書いたが、「自分との闘い」などは無い。「自分」の〈ナニ〉と闘うのか具体的に敵を明確にしないと闘えないか、マチガッタ闘いになる。
かつて、うつ病の養生法に「従病(しょうびょう)」というのがあった。おそらくいまでもある。つまり、無理な闘いはやめて、疾病(うつ病)と仲良くやっていく、という医療従事者、つまり医師の提唱なのだが、それが不可能なことは、罹患者が最もよく知っている。外国(主に米国)では、うつ病のことを dependent(従属)と通称している。症状に従わざるを得ない。苦痛に従う他ナイ。人を強烈に従わせる疾病だ。というふうなニュアンスによる。いい得て妙だと、私も同感する。
還暦を過ぎて、若い頃と症状が変容してきたので、いまは暗中模索、試行錯誤、五里霧中で、半ば翻弄されているが、これから、夏をこさなければ、ナ。
ちなみに、以前も書いたが、『老人と海』(ノーベル賞受賞)で知られるアメリカの作家ヘミングウェイは、マラリア、炭疽病、肺炎、赤痢、皮膚ガン、肝炎、貧血症、糖尿病、高血圧症、2回の飛行機事故、腎臓破裂、脾臓破裂、肝臓破裂、脊椎骨折、頭骨骨折、を克服し、その頑強な肉体もウリだったが、死因はうつ病によるライフル自殺だ。幸い、私は頑強な肉体を持ち合わせていないので、死ぬ気で頑張ることなど出来ないが、紳士ではナイので、おそらく「殺し」はわりあい、淡々とやってしまうのではないかと推測している。

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