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2016年1月12日 (火)

♡~8

暴力団対策法、暴力団排除条例があることで、暴力団組員は銀行口座がつくれず子どもの給食費は引き落とせない。引き落とせないならば、と給食費を子どもに持たせれば、「親がヤクザだ」とバレる。ヤクザであることを隠して口座をつくると、詐欺で逮捕される。
また、自動車保険の交渉がこじれると詐欺や恐喝で逮捕されることもある。弁護士に依頼しようとしても、ほとんどは「ヤクザお断り」だ。
ドキュメント映画『ヤクザと憲法』(土方宏史、監督)上映中は、そういう映画らしい。観てないからあんまりいえないが、どうも暴力団(ヤクザと暴力団はチガウ)と人権に切り込んでいる映画らしい。
故人だが、遠藤誠という弁護士がいた。このひとは、仏教徒でもあり、マルクス主義者でもあり、だから、親鸞の『悪人正機』を自らの拠り所にしているし、自論においても「善人がいいことをして、悪人は悪いことをするのではなく、善人がしても悪人がやっても、悪いことは悪いことだし、良いことは良いことだ」という主旨を展開している。いうならば、ブラウン神父のようなひとだった。
有名な『悪人正機』、あの「善人なおもて往生をとぐ・・・」は、何も親鸞の発明ではナイ。親鸞は浄土宗法然の、そういう教えをさらに詳しくかつ簡便に説いただけで、かの時代、そういうことを説いている僧は他にもたくさんいた。ただ、書き言葉として残っているので、まあ、その右代表になっているだけだ。
人権なら、何も暴力団系にだけナイのではなく、私のような演劇渡世のものも、市民権というカタチで認められたのは、そんなに古いことではなく、小劇場演劇が盛んになったあたりからだし、現在でも、家を建てるのに、私たちや芸人はローンというのが組みにくいことになっている。だから、タレントや俳優たちは、億単位の銭を即金で払って家を建てるのだ。もちろん、銀行口座(カード)をつくることも似たりよったりで、私などは4回ばかり銀行に足を運んだ。ローンカードはすぐに出来るのにだ。
この差別というか、格差(てなふうにいまはいうんだが)は、私たちのよう職業のものが、賃金の支払いを受ける場合、ほとんど必ず「源泉徴収」というカタチで、所得税を先取りされることに象徴されている。これは、八百屋や魚屋、肉屋が、その日の収入をその日申告して、その日の税金を徴集されているようなもんだ。まとめて確定申告のときにではナイのだ。すでに税金を差っ引かれたカタチで私たちは賃金を受け取っているのだ。
日本国で人権がナイのは皇族だけだ。と、思ったら大間違いのコンコンチキだ。だいたい皇族は国民ですらナイ。かつては「国体(天皇を中心とした秩序)」と称された。皇族はけして「民」ではナイのだ。
暴力団というのは〈暴力〉を営業にしている。暴力が仕事だ。だから暴力団なのだ。では国家は何を営業しているのか。〈権力〉というものだ。要するにやってることはまったく〈同じ〉なのだ。この辺りは哲学思想的に難しいところだから、今回は踏み込まない。
ところで、NHKは暴力団から受信料を支払ってもらっているのだろうか。支払い請求をしているのならNHKは暴力団を承認していることになる。していないのなら、人権を認めていないことになる。それは、憲法違反だ。このジレンマをどうしてらっしゃるんでしょうか。もちろん、朝日新聞を講読している暴力団だって存在する。ASAは朝夕、新聞を配達しているんだろう。な、そうなんだろうな。

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