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しあわせな夢をみるために眠ろう
たとえ 眠りからさめなくとも
しあわせな夢は つづく
やっと『舟を編む』(石井裕也 監督)を観る。豪華なというより贅沢な出演俳優たち。いくらなんでもと、つまり、この程度の役にこの俳優を、かよ、なんだけど、まあ、銭があるならやりゃあイイでしょう。絵に描いたような(ほんとは小説が原作・・三浦しおんさん・・なんだけど)善人しか出てこない映画で、薄っぺらい『おくりびと』なんだけど、私、こういう仕事やりたかったなあと、なんて幸せな仕事なんだろうと、それはもう羨望をもって観ました。尺が長かったので、三回ほど休憩しましたけど。原作は読んでません。小説は読まないひとですし、最近は活字が辛いので、という理由ですが、レビューを少々読むと、原作はかなり密度があったようです。こういう、まず現実には絶対に存在しないような男女、夫婦、隣人、上司、学者、社員、は、ここまで徹底すると、ウソでもいいやという気になるもんです。だって映画なんだもの。ウソではナイんだけど浮世離れしていてもイイじゃナイ。だから、映画が観たくなるんだもの。芝居もそうなんじゃナイでしょうか。私もそういう芝居、書いてます。酒は涙かため息か、映画も芝居も涙かため息かでイイですよ。この世の憂さのステロイド。よく効きます。
そういう映画、演劇を少なくとも〈表現者・同業者〉がそれを理由に批判するなら、ひとこといっておきます。「悔しかったら、一度、書いてごらん」。
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