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2016年1月14日 (木)

♡~11

テレビを観ないので、たいていラジオを聞いている。聞いたり聴いたりしている。私は浪花節が好きなので、いまどき浪曲なんかをやってるのはある局だけだから、午前(ひるまえ)などはたいていここだ。とはいえ、この局はオペラが好きなようで、多いのよオペラが。さすがに1時間ちかく「オ~ワ~ヤ~ッッ」なんてのを聞いてると疲れるので、民放に切り換える。すると、けっこう長い時間、いわゆる「ショッピング」のコーナーがある。テレビ通販と似たりよったりだが、ラジオだからたいていアナとの掛け合いになる。これは私にいわせると、まったくの「テキ屋商法」だ。
売り手はコーフン気味に、スゴイ商品を本日販売するてなことを報告。アナはいわゆるテキ屋のコトバで「トーハ(鳩のスラング、客に交じって客の側から煽動する役目)」だ。いちいち驚いて感心してみせる。この辺はテレビとチガッテ映像がナイので、そのイメージを補うために、どうしてもかなりの大袈裟な商品紹介となる。売り手はその「商品」がどんなにスゴイかを、自身の経験やら、いまこの放送局の方にも試してもらいましたらもう、みなさん大仰天のビックリなんてことをいう。扱うものは意外と限られていて、たとえば、超音波ハブラシ。別に何処にでも売ってるシロモノだが、掛け合いで「ひぇ~っ」「わおっ」とやられると、そんなもんかねという気になる。で、価格に突入。「安いっ」と「トーハ・アナ」。この時点ではほんとに安いのかどうか、ワカラナイ。(ちなみに同じ商品をアマゾンで検索したらアマゾンのほうが安かった)。しかし、ここからがテキ屋のやり口なんだけど、「しかも、きょうはさらに、もう一本お付けします」。ここで、聴衆は「安い、かどうか」より「損か得か」に心理誘導される。そりゃあ、あんた、同じ商品をもう一本付けられたら、半額で購入していることになるので、得に決まっている。とはいえ、最初の値段はそんなに安値ではナイのだ。さて、そこに追撃、「これが本日は50組」とくる。えっそれだけしかナイの。放送電波を使って売るんだから、50組は少ない。つまり急いで申し込まないと売り切れる、と消費者(聴衆)はまた心理誘導される。おそらく少なくとも一桁少なくいってるのはマチガイない。で、一本分で二本の価格というのは、二本買ったときとさほど差はない。その程度の割り引きなら、ネット検索すれば安値でやってる店舗はある。さらに「遠近調節メガネ」のときは、アマゾンで同じものを扱っていたので(しかも安く)レビューを読んだが、「常用にメガネとしては使えない」という☆一つから、良心的に「あくまで非常用ですね」☆三つがせいぜい。「自宅でホワイティング」という液体歯磨きにいたっては「こんなものを何故売るのか、まったく効果はナイ」が殆どで、たいていは☆一つ(ともかく☆をつけないとレビュー掲載されないので一つは付く)。これもあれも、「もう一本、もう一個同じものをお付けして」だ。
テレビ通販の場合、一回の放送で数億円の売り上げがあるらしい(あくまで〈らしい〉だけど)。買った(申し込んだ)ときは胸ワクだが、いざ手にしてみて冷静になると、そんなに得でもナイなと、たいてい思うはずだ。だってそれが「テキ屋商法」だもん。
次回は、同じような手口で、実際に私自身が舞台の上演台本を売りさばいた体験談を、述べることにしましょうか。

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