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2015年6月24日 (水)

リンゴの歌

昭和20年、映画『そよかぜ』の主題歌として、サトウハチローが作詞、万城目正が作曲して、並木路子が歌い、終戦直後の歌謡曲として空前の大ヒット曲となった。
「リンゴの唄」吹き込みの際、作曲者の万城目正は何度もダメを出した。並木路子の歌声が暗かったからだ。「もっと明るく歌うように」と万城目正は指示した。しかし、この注文は当時の並木には酷で、並木は戦争で父親と次兄、3月10日の東京大空襲で母を亡くしていたため、とてもそんな気分にはなれなかったのだ。その事を聞いた万城目は、並木にこうアドバイスした。「上野にいって来なさい」。
そのコトバどおり、並木路子は上野(当時はノガミというスラングで呼ばれていた)に出向いたが、そこで目にしたのは、瓦礫と、闇市と、そうして、靴磨きの子供たちだった。並木路子は、その子供たちに「お父さんやお母さんは」と質した。子供たちはみな一様に答えた。「戦争で死んだ」。並木路子はそのコトバを聞いて、不幸なのは自分だけではナイのだ、と奮い立ち、録音に臨んだ。一発OKが出た。
1945年12月31日放送のNHK『紅白音楽試合』(『NHK紅白歌合戦』の前身。並木は後の『NHK紅白歌合戦』には生涯出場していない)で並木が本楽曲を歌唱した。『紅白歌合戦』では他の歌手による歌唱を含めて、2015年現在に至るまで、この歌は一度も歌唱されていない。(ウィキペディアより)

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