エネルギーへの夢
昨日の『夢の扉』(毎日放送、20115/02/16、6:30)は水素エネルギーよりもっとスゴイ宇宙太陽光発電だ。驚いたなあ。エネルギー開発はこういうところまできているんだ。仕組みを簡単にいえば、いま地上にあるようなパネルを宇宙空間に配置して、発電、充電、送電すれば、送電ロスが殆どナイ。太陽光パネル発電はロス(損失)が大きい(20~30%)のだが、これはさまざまなアイデアで、改善はされているのだが、普通、電気というのは、送電線が長くなればなるほど放電によるロスが生じる。しかし、宇宙太陽光発電はマイクロ波を使うので(マイクロ波というのは電子レンジのあれね)、まず、宇宙空間のパネルから地球まで95%の効率で、電力が届く。そこからは、マイクロ波で電気を送るから配線が不要になる。送電線もなければ、コンセントからの繋ぎもナシ。つまりコードレス。これが、京大のそこんとこ研究所の25年の研究実験を経て、ロケットに積めるまで小さく出来た。うまくいけば、10~20年後には、実用化出来そうなのだ。科学(大学)と業界(三菱)と国の予算の三位一体でガンバッテる。研究のヘッド(まだ46歳)は夢を語る「人類の生存をエネルギーにおいてアト10000年伸ばす」。
こういう科学の夢の実現は、水素エネルギーなどとともに、私たちの希望だ。
とはいえ、マイクロ波放射だから、密度を濃くすればおのずと兵器にもなる。科学はいつも諸刃の剣だ。
しかし夢(希望)ある人びとの仕事ある限り、まだまだ人類は棄てたもんじゃナイ。オレもアト10000年くらい生きてみたいね。それが出来るなら、悪魔にだって魂売るワ。
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