無料ブログはココログ

« 映画感想『SIN CITY 復讐の女神』 | トップページ | ふーん、そうなのか。 »

2015年1月20日 (火)

観客の存在

例えていうと、観客というのは「劇場のエアコンにクレームをいうひと」だ。夏、「暑いよ」という観客があれば、「冷房、効き過ぎ」という者アリ。冬、「寒いよ」という観客あれば、「暖房、効かせ過ぎ」という観客アリ。
観客は、それぞれ、チケット代という均等の物差しを持っているのだから、おのおの、何をいおうと自由で、権利がある。ただ、私自身は、そう思っているからこそ、観客の注文に応える義務など全くナイと心得ている。
公演終了後の、よくある観客アンケートに眼を投じることは、もう20年以上前からヤメタ。理由は、上記の通り。付け足していえば、「ここは、こうすれば」「このシーンはこんなふうに」「この役者は」・・・n,てなふうなことは、こちとらにはもうすでに棄てネタの類で、指し手は三手先まで、数十通りは読んで、シミュレーションは済んでいる。それでも、時折、外国語の使い方の指摘などがあった場合は、指摘された方には「それはそちらのオマチガイです」という手紙をしたためて、キチンとケリはつけている。

avecビーズ、『トワイライト アット タイム ~この黄昏よ』の公演は終了した。アンケートは例によって読んでいないが、出演した女優の知り合いの俳優から彼女にメールが届いた。許可をもらって、ここに転写する。ワカッテいるひとにはワカッテいるんだなあと、ちょっと、その女優と二人、安心して、観客不信も少し融和した。
/お芝居は本当に面白いですね。お世話になった方の舞台だから行きたいなー、と、なにげなく観にいった先で、様々な感情やドラマや映像や景色が見える。
看板役者や知り合いを観たい気持ちより、作品を観れてよかったな、と思うことのできる幸せを感じました。
そう思わせられるのは全て演出家さんがきっかけなんでしょうか。いや出演者の方も入り混じってですよね。
未来の日本は、老人が元気になって、なりすぎて今日みたいな夢のある老人社会に変わっていくそんな印象うけました。いい感想かわからないですが。
とにかく
こんなにも現実と虚構か疑いながら見るハラハラドキドキ感を味わえる舞台は初めてでした。
ありがとうございました。/

この「現実と虚構か疑いながら見るハラハラドキドキ感を味わえる舞台」というのは、当方の「狙い」だった。また、「看板役者や知り合いを観たい気持ちより、作品を観れてよかったな、と思うことのできる幸せを感じました」は、当方にとって僥倖の至りだ。
avecビーズは次作品まで2年間のspanがある。これは、次作にそれぞれ楽器演奏をお願いしたためで、主要メンバーはこれから2年間、初めて手にする楽器の練習に努めることになる。今回の芝居は、私自身ずいぶんと納得のいく(というのは、私のやってきた演劇というのはマチガッテいなかったと確信のもてる)出来具合の舞台だった。私は、今年三月から、三度、単身名古屋に戻って、アト2年間をなんとか生き抜くつもりだ。
彼岸へと、まったく彼岸へと往く者に幸あれと祈る。

« 映画感想『SIN CITY 復讐の女神』 | トップページ | ふーん、そうなのか。 »

演劇」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/558792/61003074

この記事へのトラックバック一覧です: 観客の存在:

« 映画感想『SIN CITY 復讐の女神』 | トップページ | ふーん、そうなのか。 »