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2014年11月11日 (火)

ちょっとチガウが、よく、わからねえっ

今年(2014)の5月24日、一般社団法人日本劇作家協会の会員集会(委任状を含めての出席者が過半数に満たなかったので「総会」ではなく「集会」になった。その議事録が送付されてきた。出席者数は175名だが、そのうち委任状が156名だったので、実際に雁首付き合わせたのは19名だが、数の過少はべつにどうでもイイ。これくらいのほうが議論がしやすいってこともあるからな。ところで、私たち協会員劇作家には「最低上演料決議」というのがあって、その規定(決議)によると「総予算の5%、それが100万円に満たない場合は最低でも100万円」となっている。この案件のいい出しっぺは、たしか竹内銃一郎さんだ。私たち劇作家にとってはたいへんアリガタイ提案だった。ただ、これは「決議」であって、つまり実現目標のようなもので、法規ではナイ(と、私は認識しているんだけどネ)。その場に居合わせた19人の劇作家連中に、「ほんまは幾らもろてんねん」てなふうに、訊ねたいところだ。いや、実際、そういう報告が聞きたかった。委任状出しただけだから、無い物ねだりはナシにするが、「好きだからこそ続けられるのよね」「好きでナイとやれないよね」と世間のひとにいわれ、憧憬(しょうけい)と蔑視のアンビバレントな視線で観られつつ、(ambivalent.相反する意見を持つさま。相反する感情が同時に存在するさま)おおよそは貧困、激務、低賃金、安アパートのスラム暮らしに耐えながら一生を棒に振る人生をおくっている(中には銭があるからやってるってのもいて、最近はそういうの多いんだってね)連中がやってる劇団に対して、どうして100万円もの銭を請求出来よう。だから、劇作家の中には、ともかく商業(的)演劇のホンや、自治体やら事業団関連のイベントの公演で稼いで、小劇場劇団には「払えるだけでイイよ」てのが在るのだ。(もちろん、これは筆だけで食ってる劇作家のみにいえる話だけどネ)
助成金に関しては、文化庁も昨今は世知辛くなってきて、劇団側からの申請、決算報告について、そんなものは数字だけのもので、現実に動いた銭とはチガウことくらい知っていて、二重帳簿も報告用領収書もツクリ難くなっているってのが劇団なりの現状だろう(かつて、そういうことをやっていた劇団に限っていえばのハナシだが)。とはいえ、どんな劇団であれ、脳髄を使って合法的に、うまあく助成金を少しでも多くぶんどる努力はしている。(だいたい、もともとは私たちの納めた税金だからナ)しかしだ、劇団のほうは、違法な政治資金集め、或いは公職選挙法に抵触する銭の選挙民への餌巻きをやってるエライ政治家センセイとはチガッテ、違法に銭儲けしようなどと考えて算盤弾いているワケではナイ。いうなれば、そういった申請や報告は[理想的な上演予算・決算]を示しているといったほうがイイ。四十四年演劇をやってきた私のたった一つの望みは、「一生に一度でイイ、潤沢な資金で芝居が創りたい」だが、そんなものは実現した試しはナイ(バブルの頃は、そんなこともあったかもナ。記憶にナイけどネ)。
18年、戯曲塾をやってて、劇作家というのを育成しているのだが、提出される応募書類の質問コーナーに必ず書かれている多くの質問をつづめていえば「どうしたら戯曲を書いて食えるのですか」だ。(食えますよ。人生なんか短いんだから、老後のことを無視さへすればですがネ)。小説だって、芥川賞をめでたく受賞した作家に、受賞パーティーで、編集者が開口一番にいうコトバは「まず、パトロンになってくれそうな(食わせてくれそうな)女をみつけろ(作家が女性の場合は知らんけど)」だ、そうだ。
と、ここまでが前フリで、これからが本論なんだけど、字数が多くなりそうなので、それは明日にする。(ほんとうは、鬱病の症例についての続編を書くつもりだったんだけどナァ)

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