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2014年9月18日 (木)

老人と自転車

『老人と海』ならアーネスト・ヘミングウェイの晩年の小説だ。名作、世界的ベストセラー、ノーベル文学賞を get するのに必要不可欠だったといわれる作品。これ、私は十代で読んだせいか、なんだかツマンナクテ、タイクツであくびの出る小説。記憶を辿っても未だに何が、どこがオモシロイのかワカラナイ。『キリマンジャの雪』はその15年くらい前の作品だが、断然、こっちのほうがイイ。(と、いまでもふと思い出す)。まあ、同病(ヘミングウェイも鬱病だった)愛哀れむで、なんですかね。
大阪東淀川区下新庄から、淡路、下町。ここは「老人と自転車」が混在していて、溢れていて、これを[活気]といっていいのかどうか、少なくとも私には自信がナイ。
とにかく停められるところにはすべて自転車だ。歩いているのは殆どが高齢者で、かくいう私も、映画はシニア料金(1100円)で観ている口だから、若いひとではナイんだけども。いま、ここに仕事場持って、住んでるんだから、一日一度は「自転車に乗って」そこに出かける。とはいっても、飯と生活用品の買い物だけだけど。
で、本日は、『いずみや』(肉屋さん)で肉ということにして、アトは老夫婦がやってる惣菜屋でスパ・サラダ買うつもりだったんだけど、11時過ぎてんのに、まだ、ガラスケースには一品も並んでナイ。親父は黙々とフライを揚げてる。しょうがないので、スーパーでサラダ買って、自転車停めてあるところまで、アーケードの路をもどる、その、ときに、ガシャンと音がして、振り向くと自転車倒れて私よりちょっとは年下かなとおもわれる高齢者も重なって倒れてる。動かない。仕方ねえな。買い物袋、路に置いて、近寄って「ゆっくりおこしますからね」と、手を添えたら、アト二人、救助の手がきて、と、この二人とも、私と同じくらいの年齢の男性。女性は、あら、とか、大丈夫なのとか、遠巻きにいうだけで、こういうときは絶対に関わりにならない。(そういうの観たコトナイ)
三人でゆっくり起す。ホワンとアルコールの臭い。朝飯代わりに飲んだのね。そいで自転車に跨がろうとしてバランス崩したと。それは仕方ないけど、飲んだら乗らないほうがイイよ。とはいえ、私も帰ったらビール飲む気でいたんだけど。
実は、自転車事故はその日二度目。一度目は私自身。自転車置き場が満タンで、通行困難だから、路地を脱けなければならない。その路地と本道との出会い頭、お姉ちゃん、何を急いでいたのか、ビュンと来て、私の自転車と前輪衝突。私はゆっくり走っていたから、おっとと足をついただけで、これは私が一旦停止しなかったのがイカンのか、彼女の前方不注意か、うーんと、考えている間、彼女が「大丈夫ですか」と繰り返していうもんだから、「大丈夫だから」とだけいって、コンマ5秒、私が出るのが早かったら、彼女の自転車のスピードでは停止不可能だから、私は横倒しだったろう。しかし、コンマ5秒、私が遅かったら、私の前方を彼女の自転車はビュンと通りすぎていただろう、などとまだ思案しながら、自転車を停めた。
死ぬも生きるも、一息の時間。そんな大袈裟なと、いうなかれ。たいてい生死の分かれ目というのは、そういう一瞬なんだぜ。

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