星の世
ちりぢりに ばらばらに
離れたる 魂 かきあつめ
砂とともに 夜空に撒けば
星 現れ出でて 荒野を照らす
今宵 宿痾を終わらせるべく
馬手にロープ 弓手に詩集
いずれを持ちて 踏み出すべきや
星 語らず かつ 教えず
裏目しや この渡世
星 いまだ 落ちず 流れず
八十(やそ)までは ついに及ばず
ただ 悔しきままに 六十と二
すすめばもどる 轍の荒野に
明日へ行っても 明日でなく
あちらはどちら
星の世に わたしは こちら
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