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2014年4月 9日 (水)

けったいなミステリ作法

お約束どおり(って、誰に約束したワケでもナイが)長編ミステリ小説(なんしろ、応募規定が350~600枚だから)を書いている。どうにか四分の一ほど書けた。(500枚前後になる予定)で、やっと、話がわかりかけてきた。謎が多く出てきた。構造がハッキリしだした。犯人らしき者の見当がついてきた。
てなことを書くと、いったいそりゃなんだといわれそうだが、プロット決めて、ストーリー決めて、謎と解明を決めて、真相決めて、犯人決めて書き始めるでは、単純な写像にしかならないので、私の場合は、ともかくシチュエーションと、キャラクターだけ用意しておく。で、勝手に謎を提出する。探偵はそれを考える。(要するに私が考える)いってみれば、ロールプレイング・ゲームをひとりでやっているのに近い。
書いている私にもワカラナイのだ。何故、何故、何故、如何に如何に如何に。ところがその答(理由)がインスパイアされる。大慌てでメモ「そうだったのか」「おもしれえ」。そうやって、次第に無軌道に散らばったピースが収まっていく。
思わぬ登場人物が出現する。あるキャラクターが、これも思わぬ行動に出る。まったく違った秘密を持ったキャラに変わる。
物語は、散逸しながら、変容され、創造されてまとまっていく。
困ったことにパソコンのスイッチを切っても、脳髄が、書き続けるので、終わらない。疲れる。食欲が落ちる。眠りが少なくなる。加速度が増していくぶん、私の寿命が縮んでいく。まるで、相対性理論。そのうちブラックホールになるかも。

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