無料ブログはココログ
フォト

« アホの再認識 | トップページ | 愛と円とベクトルと① »

2013年1月20日 (日)

今朝は、谷川雁、を口ずさみたくなって

なきはらすきこりの娘は
岩のピアノにむかい
新しい国のうたを立ちのぼらせよ

つまずき こみあげる鉄道のはて
ほしよりもしずかな草刈場で
虚無のからすを追いはらえ

あさはこわれやすいがらすだから
東京へゆくな ふるさとを創れ

おれたちのしりをひやす苔の客間に
船乗り 百姓 旋盤工 抗夫をまねけ
かぞえきれぬ恥辱 ひとつの眼つき
それこそ羊歯でかくされたこの世の首府

駈けてゆくひずめの内側なのだ

『大地の商人(抜粋)』 
////////////////

「段々降りてゆく」よりほかないのだ。
飛躍は主観的には生まれない。

下部へ、下部へ、根へ根へ、
花咲かぬ処(ところ)へ、
暗黒のみちるところへ、

そこに万有の母がある。
存在の原点がある。

『原点が存在する(抜粋)』
////////////////

「生活は学習だ」と私は不埒にも、自らが生活破綻者であることを省みず、私より何倍も生活を学習してきている娘に説いたことがある。いくら「学習」しても、私のような前科者の前科が消えるワケではない。ウディ・アレンの口癖は「人生に意味なんてナイ」だが、川島雄三になると「死に神と握手してから積極的に逃避するでげす」だ。

私のきょうのあさはあっというまに壊れて、「悲しみ」と「哀しみ」と「愛しみ」だけが残った。たった独り、希望のごとくにつぶやいた。「まだ私にこれだけ失うものがあったなんて」

« アホの再認識 | トップページ | 愛と円とベクトルと① »

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 今朝は、谷川雁、を口ずさみたくなって:

« アホの再認識 | トップページ | 愛と円とベクトルと① »