無料ブログはココログ

« ドンキホーテたちへの感想 | トップページ | 映画感想『脳男』(監督・瀧本智行) »

2012年12月11日 (火)

エイと幽霊

幽霊をみたことがあるとか、みたとか、UFOをみたとか、と、いうヒトを「頭が変なんじゃナイ」というものはいない。しかし、ゆんべ風呂に入っていたら湯船に、エイ(マンタ種)が泳いでいるのをみたというと、「ちょっと大丈夫なの」と、たいていのヒトはいうのだ。私にしてみれば、前者のほうは敬遠したい部類だが、後者のほうは、みえたのならみえたのだろうで、何の問題も感じない。ヒトの感覚は知覚現象だけではナイからだ。幽霊がみえる者より、マンタエイがみえるほうが、可愛いじゃナイの。
まあ、そんなことは他愛のナイことで、私が最近奇妙に思うのは、「活断層の上に原発が建設されている」となると、エライ騒ぎになるのに(特にマスコミの騒ぎようはどうだ)これが活断層の上にダムがあるとなると、ひょっとするとダムなら頑丈だから大丈夫だろうと、人々は思い込んでいるのではないかと、怪訝になることだ。活断層など勘定したらキリがナイほど、日本列島には散在しているのは承知のことだと思うのだが、つまり、ダムだって幾つかは、活断層に跨がっている可能性はナイわけではないはずだ。
ところで、ダム建設と原発建設を比較すれば、原発が、ダムよりも幾重にも安全基準をきびしくして造られているのは、アタリマエではないか。そうじゃないの。そうじゃないのなら、どうか、エビデンス(科学的根拠)となる数値を提示してみせてもらいたい。
ダムだって地震で崩壊すれば、津波の逆現象で、ふもとの町は崩壊するだろう。私はなにも、如何なる地震にも耐えうる原発を造ればすむことではないか、などという「想定外」を無視したことをいっているのではナイ。ただ、原発建築に携わったときの技師、設計者や、建築技術者などは、自分たちの誇りある仕事を、まるで手抜き工事のように貶されて歯痒い、悔しい思いをしているのではないだろうかという、その一点につきる。
いったい、私たちは原子力発電所が、どういう工法で造られるのか、まったく情報を開示されていない。それは、幽霊ならみても不思議ではナイが、浴槽にマンタエイをみるのは奇怪しいといっているのと、同じではナイか。
活断層、原発危ない、この短絡的思考は、けして科学者のすることではナイ。

« ドンキホーテたちへの感想 | トップページ | 映画感想『脳男』(監督・瀧本智行) »

北村想のポピュリズム」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/558792/56301674

この記事へのトラックバック一覧です: エイと幽霊:

« ドンキホーテたちへの感想 | トップページ | 映画感想『脳男』(監督・瀧本智行) »