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2012年8月 5日 (日)

演劇屋の強み

昨日は、午前11時からトイレのぜんぶとりかえ工事。なにしろ古いトイレなので、若い工事屋くんも懸命なのだが、いろいろと問題が出てくる。私はともかく、ひとりでゴーヤチャンプルをつくって、昼飯。問題はさまざまなのだが、ここでは、演劇をやってて良かったなと、などと、思う。つまり、応急対応、次善の策というものだ。ここんところは、旅公演はやらないが、以前はしょっちゅうの旅公演で、同じ演目で違う劇場をまわるのだから、各劇場において、さまざまな問題が生ずる。もちろん、技術的な(舞台装置における)問題も多々出てくる。あんまりひどくて笑ったのは、韓国のソウルで、劇場が未だ電気工事中だったという話。日本でも、関東、関西では周波数が違うので、こいつはちょっと苦労するのだが、それなりの準備はしていける。ところが、韓国のときは何の工事だかワカランが、そもそもの基本電圧を換えているらしい。つまり、持っていた照明機材はまったく使えなかった。で、どうしたか、ゲネプロでは途中まで、なんとか出来たが、そのアトは、素明かりで続行した。演目が『寿歌』だったから、なんとかなったのだが。招聘してくれた主催者も、なんとかなると思ってたようで、韓国というのは、いまだ北朝鮮と戦時中(休戦中)なので、明日のことはとりあえず考えずに生きるという主義なのだそうだ。
で、トイレ。昔のトイレというは狭かったんですな。いや、いまの便器が大きくなったのかな。大・小の把手が、上下を通る太い水管に接触して、小にしか動かない。ところが、この型(タイプ)のトイレは水量が少なくとも流れがスムーズなエコタイプで、かつ、太い水管との距離がごく短いという古さも幸いして、小でも充分、大に対応出来ると判明。これはクリア。さて、次は止水栓が完璧に錆び付いて、無理に動かすと折れてしまうらしいことが判明、急遽、ここはナンダカよくワカラナイのだが、トイレ内に専用の止水栓を設えて、しのぐ。ようするにトイレ内の止水栓が二つになったのだが、かたほうはハメ殺しらしい。まあ、それでもなんとか、トイレは終了。ぜんぶとりかえ、となると20万はいくかなと覚悟していたが、キャンペーン中とあって、価格はほぼ半額で収まる。
ここからは、私自身の仕事。トイレ内には電源がナイ。天井部分の電灯から運んでくるとなると電気工事となるので、これはかなりの値段になる。そこで、単純に延長コード。簡単といっても、水場(洗濯場、風呂場)がすぐ傍だから、床付近の壁に絶縁を施しながらU字の小釘と両面テープで這わしていく。大汗。なにしろ、暑いから。仕上げて、汗だくになった濡れたランニングを脱いで、すぐにシャワー。もうへとへと。女房と畳は新しいのに限るというが、トイレも同じ。
8時過ぎに横になったが、腰のだるさと肩の痛みで、もんどりうって眠れなかったようだが、少しは眠ったらしい。いったん11時過ぎに起きて、(受信料は払っていないので、遅くまでやっている居酒屋で)卓球とバドミントンを観る。石川佳純は観逃してしまったが、フルセットで勝ったらしい。で、福原愛。相手はカットマン。序盤、ちょっと手こずったが、フォアがバシバシ決まる。今年の福原のフォアは、これまでの手打ちでなく、石川のそれに近い鋭い武器になっていて、相手にとっては、厳しいスマッシュになっている。ダブルスの平野早矢香・福原は、絶妙。あたしゃ、平野のファンですから(古武道、あのナンバ井桁崩しの甲野善紀に学んだ一人なんですねえ、このひとも)、余裕綽々、かかってらっしゃい。バドミントンの藤井・垣岩も、いがったですねえ。よくやりんしゃったとです。

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