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2012年7月15日 (日)

疑義ギイイイーッ

智に働けば角が立つ、とはいうが(夏目漱石『草枕』)、智恵を働かせるのはオモシロイ。腱鞘炎と診断された両手にサポーターをしながら、考えた。というのは、まあ、文章の成り行きで、ほんとうは、昨夜、手の痛みと蒸し暑さで布団の中でまんじりとしないでいたのだが、しばらくすると、手の痛みがむず痒いことに気がついた。そのむず痒さで、眠りは出来ないが、心地が悪いということはナイ。人間、妙なものだ。そのうち、この痛みは何かに似ていると思い、ハッと、痛風の痛みと同じだと、跳ね起きて、ネットで検索してみると、痛風は必ずしも足だけに出るものではなく(ということは知っていたのだが)手にも出ることを確認した。痛風という疾病、病変は、原因がワカッテいない。単純に考えれば、尿酸の排出不全なのだから、どこに尿酸が溜まってもおかしくはナイ。だいたいにして、両手いっぺんに、腱鞘炎が出ることのほうが不自然だし、痛みは腱などナイところにも出ていて、赤くなって少々膨らんでいる。ここんところ、蕁麻疹でパソコン仕事は休み休みだから、指を使いすぎたということもナイ。そこで、どうせ処方されたのがロキソニンだけなのだから、コルヒチンを10㎎、追加服用した。で、高取英氏に伝授されたサクランボを購入にしに行くことに決めた。この前の足は、治りかけだったので、サクランボを食うには食ったが、それが効果を示したのか、どうか、よくワカラナイ。
まことに、いまの整形外科は、老人治療のベルトコンベアーで、診療といっても、医師とのコミュニケーションが薄い。というより、コトバの使い方次第なのだがなあと思うところが多々ある。昨日の、噛み合わせの痛みも医師は、とりあえず、顎に触れるなりしてみて「これは、○○だと思いますが、ここより、口腔外科に行かれたほうがよろしい」といえば、良かったのだ。それを「これは○○だが、口腔外科だな」で、触れもせで、では患者はやりきれない。触診がナイというのは、どうして手抜きに感じざるを得ない。医師のやってることは次々に患者の名前を呼んで、データを渡し、患者は、これまた次々と、注射、リハビリと、去っていく。要するにベルトコンベアー医療だ。口腔外科ではあるが、整形外科に出来ることはないのか。あるのだろうが、医師は患者とのリスクを極力避けたがる。つまり、治せるものだけ治す、という在り方だ。かつて、診療を受けた整形外科も同様で、ここは「原因がワカラナイものは治せない」とまでいわれた。で、これは、町の整体で治した。整体は医療ではナイが、医療が疾病すべてに効力を持つとは限らない。その証拠が、いまの薬店ドラッグストアに並ぶ、サプリメントの多さだ。効果の期待出来るものは、せいぜいがビタミン類だけだが、ウコンの爆発的ヒットはまだ耳に新しい。
さて、現在は、水道の詮や、ペットボトルを開けるのも往生しているが、ともかく生きてゆかねばならない。まだ仕事が残っている。ベルトコンベア式に死ぬのだけはごめんだ。

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