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2012年7月26日 (木)

複雑系

蕁麻疹、痛風、顎関節炎、出るものは出たというところで、眼科の検診で、網膜に腫瘍らしいものがあるので、国立病院の眼科の腫瘍の権威の医師のところへ再検診に行け、という、最後にえらいものに引っ掛かった。ネットで調べられることはすべて調べ、あらゆるシミュレーションをして、知人に報告し、今後のことは万全に手を尽くして、俎上の鯉で公演本番を終え、と、こういうことは覚悟を決めてしまえば、アトは、「心配するな、成るようにしかならん」という一休禅師のコトバのごとく、もう、しょうがない。そんな心構えも出来たので、ともかく、目がみえるうちにと、寸暇を惜しんで、書きおかねばならない戯曲を一曲書き上げた。
さて、再検診。さまざまな写真やデータを前に、権威は開口一番こういった。「よくワカラナイですね」。これは、まったく想定になかった。想定外というものはあるものだ。ワカラナイというのは具体的にはこういうことだ。「何かの痕跡であるということはワカルのですが、何の痕跡かはワカラナイ。しかし、これは終わっていることは確かで、何かが網膜で生じて、終わったということで、強いていうなら、毛細血管が破損して、こうなったということですかね」。
私のカラダはほんとうに正直だ。人体は複雑系とはいうが、私の場合、しごく単純に出来ているようだ。ストレスは、網膜の毛細血管まで壊したらしい。ともかく腫瘍でなくて良かった。いっときは、肺ガンからの転移も疑われたのだが、あるいは、ネット情報においては、まず悪性で、なんとかアト2年持たないですかね、と主治医の、ヒロコちゃんに訊ねたら、補中益気湯と、コウジン末さへ服用していれば癌で死ぬということはナイ(両方とも、免疫を上げる。癌の免疫療法は効果が大だが、高価も大なのだ)そうで、コウジン末も、知り合いの漢方薬局で買い求め、準備だけはしておいたが、要するに「ワカラナイ」という結果になった。私の罹病の九分九厘はたいていそれで、ときどき、自分が人類ではナイのではないかとさへ思うことがある。
全国の、ガン患者のみなさん、補中益気湯とコウジン(紅参)末ですよ。死なないそうです。

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