無料ブログはココログ

« まず一勝 | トップページ | 『表裏井上ひさし協奏曲』(西館好子)読後感 »

2011年11月14日 (月)

朝日のあたる部屋

いつまでつづくのかは知らない
朝は唐突にやってくる
いちにちは朝にはじまり 「繰り返し」の象徴のように
朝日が部屋を訪れる
もう私は若くなることはナイ
きょう壊れたところが 明日治っているワケではナイ
だから 朝は私の命を壊していく 時の進みだ

かつて夜は修復の営みだった
けれどいまは 冬眠の中
ただ独り 目覚めた 北欧の幻のように
この喧騒の街でも 深い静けさが しみ込んでくる

老いたか
老いたろうな

ただ 幸いなことに 
かつて若かった日々を懐かしくおもいだすことはナイ
あの若い日々は この先 生きていけるかどうか
そんな不安と それを忘れるための享楽と
宿痾との闘いの 逃走だった

朝日はあのときも いまも 同じように
遠慮なく部屋へ吹き込んでくる
昨日までのことをすべて 
拭い去るには 冷たすぎるが
ともかく いちにちは はじまる

« まず一勝 | トップページ | 『表裏井上ひさし協奏曲』(西館好子)読後感 »

うた」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/558792/53241472

この記事へのトラックバック一覧です: 朝日のあたる部屋:

« まず一勝 | トップページ | 『表裏井上ひさし協奏曲』(西館好子)読後感 »