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2011年9月18日 (日)

SLOFT通信・34

初日。1時間半前に、舞台隅に出演者を集めてコソコソお話。観客論について大雑把に解説。観客論をやるより前に「度胸論」をやれといったのは、唐さんだったなあ。締めくくりに「ほんとうは、遠足に行くような気持ちでやれればいいんです」。そうはいかないだろうけどな。
結果、危なっかしいところは数カ所あったが、稽古時を70点でやってきたとして、75点とする。「良くできました」。今日は二日目、マチネ、ソワレ、60点くらいの引き分け勝負でなんとかいきたいね。
観客は45名。50人制限だから、まず満席。観客、気楽なもんだぜ。こういうことをブログで書くと、傲慢不遜、増長ととられるが、実際、観客は気楽なんだからその通りではないか。何か切羽詰まった事情があって、芝居など観に来る者ありや。ただ、曰く、何かしら、何だか惑わしい日常、煩わしい生活、嫌気さす毎日、少し芝居でも観て、気分を変えようかなら、観て悪くはナイ。このひとたちはナンデこんなことを一所懸命やっているんだろう。なんの話だかワカラナイし、長ぜりふも耳に入ってこないけど、ずっと喋っている。何故、こんなことに一所懸命になれるんだろう。そんなにオモシロイ芝居じゃなかったけど、テレビを観ているのとは、全然違った。・・・・という客。
SLOFT、なんだよ、古臭い芝居だなあ。いまさらなんでハムレットなんだよ。乖離性同一障碍なんてわかんないし。チケット買ったからしょうがねえけど。・・・という客。
あんたが物識りなのはもうわかった。蘊蓄はいい加減にしてくれないかなあ。たしかにシェイクスピアはせりふが溢れているから、そういう真似をしたんだろうけど、聞いてて疲れたよ。眠くなって寝ちゃった。・・・という客
SLOFTねえ、道場ねえ、んで、この加名員さんというのは、これで、何か上手くというか、上達と いうか、したの。演出もいまいちだったしなあ。・・・という客。
いっておくが、如何なる観客であるにせよ、私は、観客のために芝居を創ったなどということは一度もナイ。(賃仕事は除きますがネ。ありゃ、ちょいと騙くらかして、やっちゃいますから)。で、例えていえば、神(造物主)は人間のためにこの世界を創ったのではナイのと同じ。(私が神だといってんじゃナイよ)。
本日もまた、演技者(加名員)は自らのために舞台にたてばイイ。演劇は観客との共同幻想ではナイ。観客の固有の幻想はまったく拒みはしないが、固有の幻想の僕になることは拒否する。私たちは天使が徒党を組んで悪を成すがごとく、舞台に舞い降りるだけだ。(裏では汗かいて走り回ってんだけどネ)。

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