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2011年9月29日 (木)

蒼空きたれども

水割りの氷の音が風鈴のように聞こえていた夏も逝き、午睡の風もちょうど心地よくなってきた近頃、昨日、伊丹想流私塾卒塾生とアイホール館長、その他の有志諸氏による、電動アシスト自転車が届き、今日、乗ってみた。エネルギーはパワーモードより下のエコモードで、三段階切り換えも、中程の2で、いままでの坂が楽々登れるのには驚いた。まるで、自転車に乗るための練習で、後ろを誰かに押してもらっているあの感覚だ。グウンと進むので、最初はちょっと戸惑うほどだ。
左足の損傷もやっとまともになって、ちょうど治癒まで一カ月を要したが、未だに感覚的には妙ではあるが、なんとか普通に歩けるようになった。ロフトの稽古場までを20分かけて、痛みに耐えて、休み休み歩いていたのがウソのようだ。そこで行きつけの整体マッサージに行ってみたら、左足の筋肉は落ち、右足の筋肉が張っているとのことで、ひとのカラダというのは、一カ月でこうも変わるものなのかと理解した。
とはいえ、今日あたりから、鬱病あやしく、いずれは来るかなと思っていたが、何処にも外出というものがしたくなく、東京の維新派の芝居も、ヒマがあるのだが、出向く気力がナイ。流山児事務所の『ユーリンタウン』にいたっては、「これがオレタチのブロードウェイミュージカルだ!」というキャッチコピーが鼻について、きみたちにとって、ブロードウェイというのはそんなにナニかなのか、と、ただただ、complexしか感じないので、足が向かない。
毎日一首、書いていた短歌も、勝手な愚痴をいっていただけのように恥じて、急に筆が止まった。
いつものように主治医の元に血圧の定期検診を受けにいく。血圧は正常で、鼻血事件のさいにやった血液検査のほうも、1000単位をこえていた中性脂肪が半減して500そこそこになり(それでも正常値にはほど遠いが)、尿酸値もとっくに痛風が出ていても不思議ではない、前回の8,9から7,7に下がり、コレステロールは上限ギリギリでクリア。アルコールさへやめれば、真っ当な身体となるのだが、鬱病の予兆なのか、ただただ眠りたいという心的情況で、なおも、執拗に、SLOFTのとある女優の精神分析をやってみて、たぶん、そういうことかとひとり納得したりして、ため息をつく。

とはいえ、電動アシスト自転車の御礼を述べておきたい。
明日は、これでサイクリングでもしてみようか、などと嬉しがっているのだ。

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