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2011年9月25日 (日)

SLOFT通信・39

SLOFTwork1『夕月』は幕を降ろした。集客目標300人で実数290人だから、そういう点ではヨシといえる。が、SLOFTは劇団ではナイので、集客増員はハナから問題ではナイ。とはいえ、公演という興行であるので、観客に向けての演出も必要になってくる。このあたりの使い分けが、私自身の課題となって残る。ともかく、演技者はそれなりに成長したと考えて大きく間違ってはイナイ。ささやかな打ち上げの宴ももたれた。
喫煙場所に女3がひとりでいたので、口説きにいこうと近寄ったのだが、話はすぐに演技論になった。こうなると主目的など吹っ飛んで、私の頭はすぐに切り替わるから始末が悪い。女3はともかく浮かない顔が多かった。深刻そうな表情が多かった。理由を訪ねると「お腹がすいてるだけです」などと、役者にしては、下手なウソをいうときもあった。そのあたりを話し始めると、いつの間にか女4が座っている。女4を交えて演技論が続く。と、まるで猫の集会のように、女1・2も周囲にいる。コトは「身体論」へと進む。これは女3が問題にしていた演技とも大きく関係する。身体論は難しいのだと断った上で、女3に施した演出、何度も変更した演出を踏まえながら、女2が「演技はカラダだといわれた」ということについての、私の考えを述べる。演劇において、身体とは何かという本質論に及ぶ。女3の悩みが何であったのか、が、明らかになってくる。ここで、先述した興行的に観客に向けた演出と、女3の望んでいたSLOFT(というより、私に対する要求)のズレが鮮明になってくる。小一時間の質疑応答がもたれる。で、総員ともかく、なあるほどと、それぞれがとりあえずは納得してお開きとなる。女3を口説くのは次回に持ち越されることになる。次次回かも知れない。終にやって来ないかも知れない。まず、女3の目標にそった修練が先だ。こっちもそのほうがやり甲斐がある。必ず目的を遂げさせてみせる。期待ハズレの稽古、ヘボな演出では終わらせない。口説くのはいつでも出来る(ワケがナイのだけど)オガワアサミちゃんとの温泉もいつだってイケル(ワケがナイのだけど)。天才は、ともかくも、何があっても一歩進むのだ。
帰りの車で演出助手トヤマ曰く「SLOFTっていいですね」。たしかにイイ。いまこれほど真摯に若い人と談論がもたれるところはナイだろう。
次回の『この夜の果てへ』は難しい戯曲だ。されど、狭き門より入ることを辞さない。

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