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2011年9月24日 (土)

SLOFT・38

SLOFT
演出研修(から格上げで、今日から演出助手になった)トヤマにいわせると、本日のマチネの女2はいままで最高の出来だったそうだ。(とはいえ、トヤマは幕裏から聞いていただけなのだが、彼くらいの力量でも、それくらいは判断出来る)。ところで、私は本日の芝居はとてもつまらなく思えた。客席は50、満席だ。演技者は客席を巡って、本番中も自身の演技を構築する。観客は舞台を観ている。私はその観客と演技者の舞台を観ている。1時間前後して、客の反応が散漫になっているのがワカッタ。もう、殆どの観客は芝居についてきていない。しかし、舞台の出来は、60点を下回っているということはナイ。こういうことはよくあることだ。(よくあっては困るのだが)。終演後、上演台本は一冊も売れなかった。昨日の夜は38人の客数で10冊ほど売れたのに。
重要なのは、客の数ではナイ。舞台と観客のcycleなのだが、本日のマチネの客は損をしたなと思う。客が損をしたなと思うのだ。2000円のチケット代金を支払ったなら、せめて2000円分は、観なくては。何でもかんでも与えてくれると思うなよ。そういうふうに育ったきみたち観客の損なのだ。たとえアンケートに「つまらん、2000円返せ」と書いても、錢はもどって来ない。否定的に幾らでも元はとれるのだ。私がつまらなく思えたのは、ほんとうは本日の観客のほうだ。「0からわかる数学」とか「超訳ニーチェ」なんて読んで、楽ばかりしようとしている、いまの若いひとを、エピローグで皮肉ったのも、たぶん気がつかなかったろう。曰く「猫に小判」。とはいえ、私は、本日の舞台を1敗とした。私たちは、そこまで後退、転戦しながら、挑まねばならないからだ。

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