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2011年8月27日 (土)

時事刻々

かつて歌謡界の興行は、その土地のヤクザが仕切っていた。まだヤクザが侠客といわれた時代だ。現在は、殆ど手を引いている。銭にならないからだ。ヤクザが暴力団と称されるようになってからの営業主力は「暴力」だ。暴力を商うから暴力団という。この暴力はさまざまな方法で営業される。中にはまだ、クスリと女は商売にしないという昔気質の暴力団もいるが、銭になることなら何でもとというのが現状だろう。
芸能界は興行、営業があり、また警察で解決のつかないトラブルも多いので、「顔」の効く暴力団の一声でこれを片づける。何かと「善意」で「あんたのファンやから俺にまかしとけ」といわれて行われて解決したことにでも、お礼はしなければならない。菓子折りの一つも要る。(菓子折りというのはお菓子が入っているワケではナイ。議員選挙のさいには、この菓子折りが候補者の所に届くことになっている。風呂敷を開けてみると、札束がドンと姿を現すという寸法だ)
私は、島田紳助氏の事件を聞いて(あるいは読んで)その後の詳細は知らないが、ふと、東日本震災における暴力団関係者の死者はどれくらいいるのだろうかと、思った。もし、私が、その組関連から(も)資金を調達して、『寿歌』を被災地の爪痕の荒れ地で野外演劇にしたならば、私はセーフだろうか、アウトだろうか。もちろんこれは架空の話だ。ただ、皆死ねば魂だ(仏とはいわぬ。仏になるには浄土での修行が要る)。ましてや東北は念仏衆(親鸞門徒)だ。善人なおもて、いわんや「悪人」をや、だ。さて、こういう事件が起こるといつも 「汝らのうち、まず罪なき者のみ、あの女を石もて打て」(ヨハネ伝福音書8章7節)が脳裏を過る。今度の伸助氏の事件もそれだけだ。

反原発から脱原発が一般大衆のあいだで声高にいわれ、それに反して次期総理候補は隔靴掻痒で、企業はいち早くエネルギーが豊富で法人税の安価な韓国へと転戦している。どうせ技術者をヘッドハンティングされるなら、企業ごと合法的に行っちゃえということだ。今度は低賃金雇用を目的ではナイ。韓国が儲かれば、金持ちケンカせず。竹島のことも、もう少し穏便に話が出来るようになるだろう。ところで、管総理は脱原発を目指すと公言したが、私は、この原発騒動はどこかで錯綜しているような気がしてならない。私の信条は「科学のことは科学でしか解決(乗り越えられ)出来ない」だ。原発自体の科学的検証を投げて、ただ、原発をやめるのなら、そんな脱原発には何の意味もナイ。また節電(エスカレーターが止まったために、手すりを必死に掴んでのぼる、東京地下鉄でのある老人の姿をみて、歯痒かった)や、自然(という名の心地よい命名の)エネルギーへの感性的な移行は、愚行でしかナイ。ここでも、自然エネルギーという科学が如何なるものかが問われねばならない。脱原発で気勢をあげるなら、今後、中国(あの高速鉄道すら制御出来ない国だぞ)に建設される10基以上の原発に対して、どう対応していくのか(事故なんか目にみえてるじゃないか)考えがあるのか。
私は、反原発でも、脱原発でも、推進派でも、ナイ。しかし、科学で解決するところを、銭かねばらまいて、周囲民衆を欺いてきたことの、政府や電力会社の罪は重い。今度の事故で、科学者もまた失墜した。科学も不信の底に沈んだ。ここをスルーして、ただ、無くしましょう、では、何の意味もナイ。

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