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2011年7月25日 (月)

SLOFT通信・1

SLOFTは二日目。一日目にちょっと読んでもらっての読み合わせで、たいていの若い人たちの実力は了解出来た。いつも演出助手を兼ねて演出の勉強に来ているトヤマが驚くほどに、懇切丁寧な細かいせりふの指導をしている。それが読み合わせというものだ。何故、それが必要かは、[実践編]でも読んで下さい。ちょいと四種類の発声法をやってみせると、みなさん、興味津々となる。鼻音発声、喉音発声、胸声法、頭声法、高校の演劇部ならたぶん100%マチガッテいる滑舌練習などをレクチャーする。何も新しいことはやっていない。正しいことを教えているだけだ。正しいことを教えると、アタリマエのことだが正しく上達する。二日目にして、もうまるで昨日とはチガウ。「減り張り」の意味と由来を教えて(あれは三味線の弦の張り具合からきている)。「そこのコトバは少しハリましょう。少し、メリましょう」というふうに教えるのと「もっとメリハリをつけて」と教えるのでは、雲泥の差があることがワカルだろ。「役作りなんて邪魔になるからやんなくてもイイです。あなたの役は、世界であなた一人なんだから」「あなたがいまいった、あなたの持ってるイメージなんか他人の私にはワカラナイから、とりあえず、あなたのそのイメージで読んで下さい」。長ぜりふも多い。「この長いせりふのここまでは女1に向けて、そこからアトは独白に近く」「ゆっくり始めて加速して、頂点で、cut-outして終わってみて下さい」。一言のせりふもタイセツだ。「箴言、金言、名言、なんてのをいうような感じでやりましょう。もっとお芝居してカッコヨクやってイイんです。お芝居なんですから」。てなふう。こちらも相当のエネルギーを使うが、若いひとは柔軟で、正しく教えれば飲み込むのも早い。少しずつ少しずつ進む。煉瓦を積むように。けして私たちはバベルの塔を築いているのではナイ。万里の長城でもナイ。乙女の塔、オテナの塔を建てているのだ。青き潮の海の底に、深き眠りにつくという紅孔雀の宝をワンピースしているのだ。

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