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2011年4月18日 (月)

今日の原発

東電が原子炉事故終息への工程表を発表した。むろん、これは技術的なものであって、原発30㎞以内に設けられた「避難区域」「屋内退避区域」「計画的避難区域」「緊急時避難準備区域」という、住んでるものも、報道された側もワケがワカラン被災者に対する収束とはまったく関係がナイ。(被災者の帰還は早くて半年後という官房長官の発表はあったけれど)それどころか、管総理はこの期に及んで、フランスのサルコジ大統領と会談、オバマ大統領と会談、おまけにクリントン国務長官が来日ときた。つまり、政治的には原発促進をストップさせる気はナイようだとみるのが、素人の床屋政談ではあるが、まず、マチガイナイ。フランスとアメリカが「原発やめようか」などというはずがナイ。
東電の収束ステップをみると、「水棺」方式がとられるようだ。ここから推し量るに、格納容器自体の破損はなく、配管から放射性物質が漏れだしているという判断らしい。また今後の水素爆発も、さほど格納容器に別状はナイと判断したいるようだ。そうなると、問題は、配管修復のための「決死隊」ということになってくる。チェルノブィリ級のレベル7を東電も政府も認めたが、それは事故直後の放射線量であって、現在は外部の放射能汚染濃度は下がりつつ落ち着いている。「週刊現代」による「今日も数テラベクレルずつの放射性物質が放出されている」は、何かのマチガイだ。配管のどの部分が破損しているのかを調べるのは、ロボットで出来ても、修理に入るのは人間だ。2号機に誰が入るのか、ここが問題の第一点。次に、格納容器を水棺にするとして、今後もマグニチュード・7クラスの大きさを含む余震は5年はつづくようだから、あの巨大な格納容器が、水をほぼ満タンにして、その地震に持ち堪えられるのか、その耐久性は、まったくワカッテいない。さて、もうひとつ騒がれている、東京大停電。本日4月18日のサンケイ新聞朝刊に、オモシロイ記事が出ていた。谷崎潤一郎の『陰翳礼讃』を持ち出して、夜というものの暗さに対する、日本人の再発見だ。闇と夜は違う。かつて唐十郎さんは「日溜まり」に対して「闇溜まり」という造語をよく使った。そういえば、私も自作の『ザ・シェルター』で、台風の夜、蝋燭一本の灯の中での家族の、なんだかわくわくする談笑を書いた。夜というものも、その暗さというものもそう悪いものではナイ、とこの記事は書いている。見出しは「東京の夜は明るすぎた」だ。
とはいえ、大停電が起きると困るのは確かなのだが、奇妙なことに、というか、これも姑息な政府のやり口には違いないのだろうが、大停電を煽っているのは、他ならぬ政府なのだ。これは、翻って考えれば、原発がなくなるとタイヘンなことになりますよという、脅しではないか。ほんとうに大停電があるのか、反原発派の諸氏は、ここでこそ、その力を発揮すべきではないのか。原発なんかなくても大丈夫、大停電などアリマセンと、その資料、数値を喧伝すればイイ。中日(東京)新聞の本日朝刊には、小水力発電として、河川利用の発電を紹介していた。この発電潜在能力は500万kilowatt、原発4~5基分に相当する。知名度が低いのと、手続きが面倒なので、あまり取り上げられていないが、現在全国に四百七十四箇所、存在する。また、今週号の『週刊ポスト』」では、どうやって調達したのか、「厳秘」である『東京電力の設備出力及び地震による復旧・定期検査等からの立ち上がりの動向』という資料を入手、七月の供給電力には盛り込まれていない「揚水発電」を取り上げて、これを導入すれば、ピーク時を外せば900万kilowattの余裕があることを弾き出している。
たしかに、原発は政治的利用され過ぎている。まず、悪質な原発を駆逐すべしだな。敦賀原発だって、北朝鮮から、一発撃ち込まれたら、琵琶湖の水資源はパーになるからな。ペットボトルどころの騒ぎじゃないからな。何が「もったいない」のか知らんけど、現知事も、「原電」が提示した安全性アップなんかに頷いてないで、過去のトラブルや、老朽化や、事故隠蔽の前科があることを、もう少し憂慮したほうがええのでないのけ。

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