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2011年4月12日 (火)

その春はいまだ遠く

今朝イチバンにブログを書いて、次は、五月の流山児事務所の二人芝居のツアー経路を追いながら、路線を選んで一応print outしておく。あちらは劇団なので、集団で動くだろうが、当方は、仕事の都合上、単独で現地入り、現地出立という可能性を考慮して、その場合のためだ。もちろん、その場合の交通費は自費で賄うことに決めている。盛岡・仙台については、5月に入ってからもう一度調べなおさねば、現在の復興情況も余震の都合によって、どう変わるかワカラナイ。仙台公演については、ブログでも書き、メールでもいいたいことはいったので(さぞや、気分を害し、機嫌を損ねたろうけど)、アトは、一宿一飯(具体的にいえば、カレーライスと豚汁とmonthly-mansion)の渡世の義理だ。あちらの方針に従って動くことにしている。しかし、自分たちは震災の最前線で演劇を成したなどと喧伝し、そを我が身の功とはすまじこと、心得て然るべし。
果たすべき仕事はこなしている。午後には、中日(東京)新聞の『エンタ目』4月28日分を書いた。担当の芸能部の記者氏が10回くらいの連載でインタビュー記事をとのことで、19日に名古屋で、まず、と、電話での打ち合わせ。引越の案内状を作成、印刷屋さんに100枚依頼した。えらく早くからと思われるだろうが、scheduleを調整していくとそうなるんだから、しょうがあんめえ。荷物も5月のツアーの前に梱包しないとイケナイことになっている。SLOFTの読み合わせauditionやら、想流私塾の次期面接もあり、要するに貧乏ヒマナシなのだ。それでも、仕事を追っている感触だからまだイイ。
「ひとさへひとにとどまらぬ」といった宮沢賢治のコトバが身に沁みる58歳と10カ月の身の上だ。預貯金(私財)を計算して、まあ、なんとか3年は家賃の心配はしなくていいなと、これでも、懐を気にもしているのだ。実家は井戸水だから、ペットボトルはなるべく買わない。今年ほど、春が遠いと感じた年はナイ。

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