現代日本・誤・百科の「誤」/4月18日
別に退屈でもヒマでもナイのだが、偏執狂なので、気になることは、気にしておく。こないだもいったが、普段はthroughするのだが、そりゃ、ナイでしょというのだけは、こないだと同じようにやっておく。
・・・「布団」は「敷く」ものだが、敷くときに引っ張るので「布団をひく」というひとも多い。電話線や水道管は線上に長くつながるから「引く」という。・・・この解釈が常識的にマチガッテいるのは、広辞苑さへ「引ければ」(多くのものの中から取り出すに該るかと思われる)すぐにワカル。「敷く」よりも「引く」のほうが、用いる意味が多いのだ。たとえば、ギターを弾くは「引く」でもいい。弦を手前に「引く」からである。「弾く」は「はじく」ことだから、ギター演奏でも用いられ、このように書かれるようになった。しかし、演奏行為としては、「弾く」と「引く」によってなされる。電話線や水道管のような細長いものを長くつなげる場合は「引く」でイイ。ただし、平面的なものを広げる場合、平らにする場合は「引く」が用いられる。この学者のいうように・・・敷くときに引っ張るので「布団をひく」というひとも多い・・・というのは、単なるこの学者のドクサ(思い込み)にしか過ぎない。その方言を問わず、日本人は「引く」も「敷く」も同様(同意のものとして)に用いてきている。それから、・・・「ひく」と「しく」は形が似ており混同されやすい・・・の場合、この学者は「形」というコトバで、何のカタチを指示しているのか、不明だ。音声、音感であるならば、他に似たものもある。形態であるならば、この学者はそれを否定している。文字のカタチ、まあ、幼児が間違える程度になら似ていなくもナイ。
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