A BOUT DE SOUFFLE
〇アイホールで『縄文人にあいういい』を観て、滅びないものは亡びない、と確信し、宴で飲んだちょっとの酒にすっかり酔って、ひさしぶりに伊丹シティホテルで、ぐっすり寝て、翌日、アイホールの山口館長から、とある新聞記者の書いた現代演劇のなんたらいう本を「こんなん出てます」と、みせてもらう。「この〇〇さんは、かつての朝日新聞の〇〇さんのマネがしたいだけやな。小沢昭一さんや、永六輔さんのように歩いて書くようにせなアカン。演劇記者は、この20年、何の進歩もナイな」というとく。
〇「アイホール図書から、『せりふの時代』数冊を引っ張り出して、ちょい読み。本谷なんたらは、こんなもん読んだら、書けんようになるなと思い(なんでかいうと、書くことがアホラシなるようで)川村毅をひょい読み。こんなん読んだら書けんようになるなと思い(なんでかいうと、唯一、私の戯曲のクオリティを脅かす書き手は彼だけで、こんなふうにうまく書かれたら、困るヨナ)
〇あんまり良くない夢もみた。どういう理由でか、コミなし盤面持碁で終わろうと必死に石を置いているのに、相手が、その石に必ずツケてくる。ハネようかとも思うが、適当に大ゲイマすると、私の陣内に、相手の石が置かれる。もうしょうがない。相手の最後の二手を観て、投了することにした。そうしたら、今度は「感想戦を」という。
〇傷心、未練、そういうものは、私にはもとよりナイ。執着を持ってナイから。しかし、体力の消耗はあるので、昨日から、飯を気張って食っている。(と、これは、ある現状を述べたまで)さて、仕事だ。いちかけ、にかけ、さんかけて、しかけて、ごかけて、はしをかけ、はしのらんかんこしをかけ、はるかむこうをながむれば、このよはつらいことばかり、そこで黙ってひとを斬る、私は必殺仕事人。歳が年だから、あんまりのんびりもしてられねえんだ。
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