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2010年8月 3日 (火)

状況

なんだか、気が狂う(気を狂わす)、精神に異常(変調)をきたすには最適な条件ではないだろうかなどと、気がついた。独居老人だった80歳の母と二人暮らし。私は名古屋から40年ぶりに舞い戻ったのだが、どうやら、名古屋では成功したらしい。らしいというのは、それにしては実感がともなわないということと、銭が残らなかったことだ。もうすぐバツ2になるので、前回のように、またまた私財の殆どを放逐したらしい。私はやさしくて、正直で、真面目な男なのだそうだ(複数の女性の総合評価によると)。そういう男は、たいてい狂う。これはチェスタトンもそういっている。母は、私の幼童期に、私に悔いのあることをしたので(記憶があるのかどうかは知らないが)、何かと私に気をつかい、私はタダ飯を食い、ただ、配膳と片づけは私の役目だったのだが、片づけも、母が二日前からするようになった。というのも、二日前から私は胃を壊し(おそらく神経性胃炎)、吐き気と胃痛に苛まれているからだ。ただでさへ、いつ鬱病の症状が起きても不思議ではナイのだが、これはもう30余年のベテランだから切り抜けられるが、狂気に至るのは(精神異常は)そう多く起こしたことはナイ。ことわっておくが、売文業、物書き、著述業、劇作家などというものは、あっちとこっちを往来出来ないとやっていけない稼業だ。ときどき、あっちにいったママのひとがいて、ああ、いっちゃったなあと思うのだが。精神異常のしんどいところは、「気が狂う」という自覚がアルということだ。まったく壊れるのなら、死んでいるのと同じだが、「私は狂っている」ということを私の意識が判断することが出来るということだ。私は、精神病院の治療風景をみたことが幾度かあるが、(これも、かつては、鬱病に対する治療が精神病院もしくは精神科で行われていて、いまのように神経科クリニックなどという、おやさしいものではなかったからなのだが)患者は疾病に対しても、その治療に対してもひどく苦しそうで、そうでない患者は、クスリによって、骨抜き(脳抜きかナ)になっていて、ただのぼんやりとした人格しか持ち合わせていないふうで、あの無表情は終生、忘れることは出来ないだろう。また、独房に入れられて、頭を抱えながら、独り言をいっている患者の姿も、同じことだ。・・・私の座椅子の傍らには、読みかけの書籍が20冊近く、バラバラと列をつくっている。こういうのは、マスコミのかっこうの被写体となるだろう。私は、台所の新型の包丁に触れてみて、刃が研がれていないから、切れ味が悪いだろうということに、何故かほっとした。今日、母は、町内の老人会の集まりに出かけたが、ありゃあ、黒ミサなんかだとオモシレエなと、笑ったが、事実は小説より奇なり、どころか、現実は小説をはるかに凌駕して、一歩外に出れば、明日は我が身の異常でいっぱいだ。老人会が黒ミサをしているなどという小説を書いても、ふーん、と一瞥くらうだけでしかナイ。明日は、電車に乗って15分ばかりのシネコンに、シャマランのつまらさそうなCG映画でも観にいくことにしよう。このあいだは、リュック・ベッソンの『アデル』がその日の朝の一回で終了ということだったので、シネコンのあるデパートの開店時間の30分前に到着して、ガラス扉が開くのを待っていたが、そう、苦にはならなかった。むかしから、私は待つということを殆ど苦にしたことがナイ。40度近い熱があるときに、駅に友人を迎えに行って、2時間まったことがある。そのときも苦にはならなかった。・・・今日のニュースで、猛暑のため、野菜の生育が悪く、野菜が1,5倍~2倍に値上がりしているというのを観たが、そうか、収穫出来なければ、農家は値上げ出来るという経済学の中に入っているんだなと、こちとら物書き、売文業は、予算が少ないので(多かったなどということは、物書き30年で一度しかナイ)売値が下がることばかりだったから、来年の三月の、ある公演に書き下ろした戯曲も、予想していたより頑張って(だろうと気づかうのだが)提示してくれたのはありがたかった。そういえば、私が筆で食い始めたころの座右の銘は「目先の金に躓くな」だった。目先の銭に眩んでいると、将来食えなくなる、と、これは誰がいったコトバだろうか。岡倉天心だったろうか。私は、盲目的にそれを信じたのと、「蟹座は真似するのが上手くて、それをいつしか自分のモノにしてしまう」というのを、これも誰だったか、(たぶん、横尾忠則)が信じて自分はやってきた、というのに追従(ついしょう、と読む)して、信じてきたのだ。さてと、狂い始めたので、書き出しとオワリが破綻しているが、美は乱調にありだ。これは誰だったかな。

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