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2010年5月21日 (金)

藪から棒大

鍼の診断書を頂戴に、最寄りの開業医に行く。ここは、開業1年ほどで新参者なのだが、小児科があるので、来院患者は多い。他に外科とそのリハビリがあるゆえ、こういうところは、「鍼治療」というものに対しては、まず、診断書など書かない。何故なら、それは理学診療の放棄になるからだ。しかし、いま移り住んだ私の共同体では、そういうワケにはいかない。「あそこのセンセは・・・」などという噂が広まれば、急速に患者は減るだろうからだ。つまり、「懐が狭い」「器量がナイ」という判断をされては、成り立たないのだ。経営は、まだ順調ではなさそうで、看護士が一人しかいない。私の思うところ、最低でも、ドクター付きの者と、リハビリや、他の処置のためにもう一人いる。ましてや小児科なのだから、手数は多いほどイイ。母親の話では、この1年で看護士が何人も変わっているらしいが、無理ねえなと思う。ともかく、腰痛ということにしてあるので、レントゲンを四方向から撮られたが、これが幸いして、腹部動脈に二カ所、石灰化(しこり)があることがワカッタ。動脈硬化の原因となるものだが、疲れると、腹部が苦痛なのはそのためもあるらしい。これはもう20年も前からの症状だ。幾つかの医療機関を巡って、そのむねを訴えたが、相手にされなかった。それで、鍼治療をしたが、一回で腹部の張りが消えたのには驚いた。中医学では、これをオ(この字はむつかしい病垂れで、変換できない)血(ケツ)というらしい。簡単にいえば鬱血のことだ。つまり、この時、鍼は、動脈の血の流れをスムーズにしたとみられる。三日程前から、やや鬱病の気配なので、いろいろとネットであたってみると、新薬が出ていることや、他の抗鬱剤の副作用のことなど、情報があった。雨後の筍のように、あちこちに神経内科、心療内科の看板が乱立し始めている。ただこの分野は、私の経験でいっても、かなり難物なのだ。まず「鬱病」の[概念]すら、専門医でも基準が曖昧で、もちろん、鬱病の原因も、正体も未だに不明ゆえ、盲滅法、行き当たりばったりという医者も多いのがほんとうのところだ。年間の自殺者を3万人も出している疾病の原理研究が遅れ、対症療法としての、市場を睨んだ、新薬ばかりが登場してきては、患者どころか、医師もまたふりまわされているだけの状況だ。まず、鬱病かなと思ったら、信頼出来る医師の探索からはじめねばならないという、お寒い医学の世界である。

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