春いちばんが吹いたのね
大阪のおにいさん 腹に 弾喰らって 血が下りて
ベッドのうえで ひと眠り
春いちばんが吹いたから
名古屋のおにいさん 胸に 弾喰らって 半身不随
バーボン飲んで ひと眠り
春いちばんが吹いたから
とはいえ、ど
春いちばんが吹いたとて 往くあてのない 我が身ゆえ
その日暮らしのひとびとの その日も暮らせぬひとびとの
行く末 案ずる ことさへ出来ず
ああ やりきれねえなと 歯噛みして
せめて超えたい あの死者の丘
夢を半ばに倒れた者の
集いし語る あの、あの、丘を
いつか夜明けのくるそれまでは
超えてみたいと 意地ひとつ
と
ちょっとカッコつけさせてもらいまして
さて
一息吸って一息吐けば
なんだ 春いちばんが吹いただけなのね
これから起こる すべてのことは
どれも これも なにもかも
春いちばんが吹いたから
みんな そのせいに しますから
ここ過ぎて 春いちばんの わかれみち
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