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2010年2月13日 (土)

劇、その周縁・02

タモリについては以前も書いたが、その瞠目すべきところは、真っ先に「テレビというのはツマラナイものだ」ということに気づいたことだ。タモリの「芸」はデビュー当時から異質で、およそ次に何をやらかすのかワカラナイといったものだったが、おそらく当人はそういう芸風を持ってして、逆にテレビというものはツマラナイものだと「覚悟」したに違いない。よって、ツマラナイものを一所懸命やる必要はナイと、テレビから去ったかというと、知ってのとおり、ツマラナイ世界における長寿の方法を編み出したというワケだ。そういう意味では彼はテレビという媒体業界のプロだといえる。・・・およそ演劇業界においてアマだのプロだのという場合、この用語も実に曖昧に用いられているけれど、私の定義はいたって簡単で、amateurというのは完成されているひとで、professionalというのは未完成なひとをいう。逆説めいているが、アマチュアは完成されているので、目の前の壁など観えない。ところがプロは未完成だから、幾つもの壁を越えていかねばならない。その壁を越えるごとに身につける技が、いまふうにいえばリテラシーというものになっていく。そのチガイは、キチガイになるくらい大きな差だ。

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