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2009年12月26日 (土)

劇、その演技・1

力学的(ニュートンの)にいうと「速さ」と「速度」は違う。前者はspeedのことだが、後者には向きが加わる。つまりVektorというものだ。舞台の上の演技者の動きはすべてこの「速度」として考えなければならない。つまり、動いているときはともかく、じっとしているときも演技者にはそのカラダと音声には向きがあるので、その演技は「速度」と考えてイイ。この速度には時間が加わる。どれだけの時間、じっとしているのか、どれくらいの速度でせりふをいうのか、ということだ。これは「演技」の問題や「演出」の問題と深くかかわってくる。ついでにいうならば、「演じる」ことと、「演技」とは違う。前者は動詞だし、後者は名詞だ。よく「演技する」というコトバを耳にするが、これは「お茶する」というコトバづかいと同じで、本来なら「お茶を飲む」というべきところを変えたいいまわしだから、その伝でいくと、「演技をする」くらいがぎりぎりのところだ。「演技とはなにか」と問われた場合、それは「演ずることの技術」だと答えるのが、最も単純明解な答だ。自己表現がどうだの、他人の皮をかぶって自分を・・どうだのという、ややこしい答は必要ではナイ。そこで次に、では「演ずるとはなにか」「その技術とはなにか」という問いが必然的にやってくる。

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