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2009年11月25日 (水)

エライもんだと思う

自動車の運転がまるでダメで、18歳のとき、車校に通ったが、すぐ敗北した。運動神経には自信があったので、車庫入れとか、(ホントはなんというのか)ジグザグの運転などはすぐに出来たが、真っ直ぐに走れないのだ。最初、教官と一緒に乗ったとき、途中で止められ降ろされて「おまえは、車の運転は初めてかっ」という実に奇妙な質問(というか、罵倒)をされたので、「えっ」というしかなかった。教習所の近所に飯屋が一件あって、メニューは、めし、豚汁、玉子(しかもウズラ)だけで、中年の男女二人が、「私はもう四カ月通って、まだ路上にも行ってないんだ」「私も半年近くなんですけど、仮免がまだで」と、悲愴に話ながら、豚肉など入っていない豚汁を不味そうに食っていた。のちに、つげ義春さんのマンガを読んで、そうそう、こんなふうだったなあと回想した。その頃から現在まで、とにかく運転の出来るひとは、誰であれ尊敬している。エライもんだ。・・・高校で体力テストがあったときに、他の種目はクリア出来るのだが、懸垂だけが0回で、3級がとれなくて、あわや不合格というとき、近所の高校のグラウンドの隅にある鉄棒にぶら下がって、練習してみた。すると、逆手では何回も出来ることがワカッタ。そこで、これは筋力の問題ではナイのではないかと考え、何かコツのようなものがあるはずだと、逆手と順手の違いをいろいろと思案して、逆手のときには、鉄棒を掴んだときに腕が伸びきっていないことに気づいた。同様に順手でも、掴んだとき、ともかく腕を伸びきらさない、と同時に、ほんの少し、ワカラナイ程度に身体全体を使って反動をつけると、スイスイといけた。これで、テストは12回という記録で、3級をクリア。こっちは我ながらエライもんだと思う。

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