茨城へ
クラモチくんの仏前にお参りするため、本日は東京。明日は茨城。彼は五つ年上で、沖仲士をやって、遅くに大学に入学。私、十八歳、彼が二十二歳のときに、某コミューンの特別講習研鑽会で知り合い、その後、交友が続く。人生における、たいていのことは彼から学び、習い、倣った。生き方から、学問でいえば吉本隆明までである。。もっとも、彼は吉本学派の優等生であるが、私は、知れたことだが、単なるエピゴーネンというより劣等生にしか過ぎぬことは恥じ入るばかり。57歳の現在まで、それなりに生きてこられたのは、彼のおかげだが、まさか、彼が早逝するとは思ってもみなかった。あの頑丈だった彼がだ。数年に渡る癌との闘病は、実に真っ当なものだった。生存率100%或いは0%と記された年賀状をもらったのは、2008年のことだ。ほんとうをいうと、私は明日、ナニをしに行くのかまったくワカラナイのだ。弔うでもナシ、祈るでもナイ。強いていえば、未だにこんな渡世でございますと、報告に行く、という感じだ。・・・お供えに、白い胡蝶蘭を送った。
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