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2009年8月18日 (火)

イギリスの陰影

新作DVD『奇術師フーディーニ~妖しき幻想』は、めずらしく当たりで(イギリス映画というのはハズレが少ないんだけど)監督のジリアン・アームストロングも初めてだし、単純に、フーディーニはむかしから興味のある存在で、彼を『メメント』のガイ・ピアース、対しての霊能力者(これは最初からインチキであることがワカッテいる)をキャサリン・ゼタ=ジョーンズが演じるということだけで借りてきたのだが、予想外にこれ、☆五つ。子役(キャサリンの娘役)のシアーシャ・ローナンが抜群なのである。この娘の霊能力については、奥さまと意見が分かれたところだが、どちらともとれるせりふなので、ちょっと判別は難しい。しかし、イギリス映画というのはアメリカ映画とちがって、色調というか、トーンがはっきり違うのは何故なんだろう、という私のかねてからの疑問に、イギリス映画は全体に明度が暗いのではないか、その理由はイギリスの天候にあるのではないか、明度の感覚がアメリカ人とは違うのではないかという、奥さまの論説に、ああ、なるほどと納得。フィルム時代には、アメリカ映画はたしか高感度のフィルムを使っていたから、日本映画より明るいが、ややざらつきのある感触であった。いまはデジタルが殆どだと思うので、あまり変わらないのではないかな。で、この映画、原作があるのかと思って調べたら、オリジナル脚本で、トニー・グリゾニー、ブライアンウォードとなっている。お見事な96分の無駄のない佳品。フーディーニをモチーフに、こういう話が創れるのか、とちょっと唸る。

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