疲れましたネエ
七月のあたまから、まるで行脚のように外出が多くなって、横浜で舞台を観て、翌日は新宿で舞台を観て、翌日は伊丹で塾という、ふつうなら二、三日はスタンスを開けるところをいっぺんに凝縮してやったワケだから、疲労困憊。で、舞台はというと、若いひとの舞台は若いひとの舞台で、未熟だが、演劇に向ける姿勢がいいのが嬉しかった。あれくらいのホンならばいくらでも書きますから、つづけてちょうだいね。という心境だ。帰ってきて、劇作家協会の東海支部会。ここでも、都合上、短編戯曲を批評しなければならず、思うことはいっておいたが、さっそく、礼状のメールが入っていたのには、こちらが恐縮した。短編戯曲という話なら塾で、『せりふの時代』今夏号の短編戯曲特集を槍玉にあげて、片っ端からメッタ斬っていったので、ちょっとストレス解消になったかな。もちろん私の戯曲が如何に優れているかも吹聴したのである。我が塾は、戯曲の書き方を教える塾ではなく、常に私が「こう考える」ということを述べる私塾である。この日のレクチャーは「演劇の起源」というおまけつきで、今西錦司進化学から演劇の起源をさぐるという、私なりの「考え」である。終わって、いつもなら飲み会だが、今期は私が夜の酒をやめたので、お茶会。安くついていいや。次は『アチャコ』と楽塾『めんどなさいばん』。いろいろやってんだけど、ぜんぜん銭になんねえ。まあ、どこかで帳尻は合うんだろうなと、天から紙幣でも降ってこねえかと空を仰ぎみる。
« 休みつつですが | トップページ | 137億年の孤独 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- Sisyphus descending from the summit-32(2025.10.23)
- Sisyphus descending from the summit-31(2025.10.19)
- Sisyphus descending from the summit-30(2025.10.17)
- Sisyphus descending from the summit-29(2025.08.22)
- Sisyphus descending from the summit-28(2025.08.06)

