イチャイチャする
いちばん先に社員食堂に行ったのに、横入りされて、けっきょく食事にありつけぬまま、食堂は閉じられてしまった。そこで、またaggressiveが爆発して、食堂の者に当たり散らした。という夢をみた。感情を抑制するクスリというのは、本来はてんかん治療のクスリなのだが、さすがに少々抵抗がある。昨日は朝夕服用したが、夢の中でこれである。そのせいもあるのか、朝っぱらから奥さまの機嫌を損ねるナニかをしたらしい。そういうことが疎くてワカラナイ質だから思い当たることをメールして謝っておいた。・・・劇団ジャブジャブサーキットの芝居を観た感想を奥さまに訊くと、いつも「今度もイチャイチャしてたねって、観たひとと話するのよ」という答えが返って来るのだが、これが何のことだか私にはさっぱりワカラナクて、「そりゃあ、どういうこと」とさらに問うと、「ラブラブの芝居よ」としか答えが返って来ない。ますますワカラン。そこで、このあいだ伊丹公演があったので、思い切って塾の講師をやってくれている女性劇作家に同じ質問をしてみたら、やっぱり「イチャイチャしていますね」と、同意なのだ。で、具体的にもう少し説明をと迫ったら、「要するに、女性に対して男性が、女性がいって欲しいと思うようなせりふをいうんですよ」ということで、つまり、その逆もあるということなのだろう。その心づもりで『せりふの時代』夏号、短編戯曲特集のはせ氏の戯曲『空の匂い』を読んだが、おそらく登場人物はすべて女性(女生徒と女教師なのだが)であるに関わらず、ああなるほどと納得出来た。これが「いちゃつく」ということだなと(戯曲の善し悪しとは関係ナイことだが)理解出来た。太宰治は好きだが、太宰のような本は書けないで、どうしても書くものが安吾みたいになるのは、女性を心理ではなく生理や病態でしか捉えられない私の拙さに因があるらしい。
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