無料ブログはココログ

« 一歩前へ | トップページ | つなぎ »

2009年6月17日 (水)

グローバル

『ER』シーズン8の最終話の脚本はお見事だった。この作品独特の悲惨さを次のシーズンにつなぐカタチで終わるのだが、そこでの主要登場人物である外科レジデントのニーラの台詞の中に、悲惨なシチュエーションの予兆を彼女にも、視聴者にも〔無意識〕な表出として表現させたのは感服した。とかく映像ドラマはその映像のモンタージュで、そういう予兆を表現しがちなのだが、コトバという何気なく聞かせねばならない手法によって、それを成したのは、このドラマのただならぬ水準を物語っている。・・・一昨日あたりからまた鬱病の身体症状が現れ始めて、かなりキツイ状態なのだが、脳は病みつつも、思考はしているようで、希死感や、その逆の「生きねば」という強い抵抗感も薄く、もう何十回となく経験した、身体の苦行に悶々としているが、精神は冴えている。今朝のモーニングでは、何の拍子にか、平田オリザ王子と坂手洋二氏のグローバル(国際的という意で用いておく)な演劇戦略の志向について、ふいに考えることがあった。オリザ氏の場合は、若い頃の自転車によるコスモボリタンな旅行者としての経験による世界観というものが、いわゆる〔留学〕という在り方が変容したかのようなカタチで存在していて、その世界観と折り合いをつけるカタチでの演劇営為の拡張があるが、同じグローバルな戦略において、坂手氏の場合はふだん、自らの劇団にメジャーな俳優をプロデュースするのと同じ感触、意味合いにおいて、いわば海外を〔迎え入れる〕という縮積したカタチで、これを展開しているのではないかという観測である。だから、両者のベクトルは真逆を向いていると感じがする。・・・昨日は定期的な診察で主治医(内科)を訪れたが、血圧は正常値を示しており、精神的なストレスは一応、小康状態にある。鬱病の身体的病態は仕方ないので、これが過ぎるのを待つしかナイ。

« 一歩前へ | トップページ | つなぎ »

演劇」カテゴリの記事

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/558792/48521811

この記事へのトラックバック一覧です: グローバル:

« 一歩前へ | トップページ | つなぎ »