餓鬼
昨日、東海地方は梅雨入りだそうで、律儀に今日はしとしとと雨になった。出仕事には鬱陶しいが、家にいる分には、雨のほうがいい。まだ蒸し暑くはなく、一階の利を活かして、土の濡れる香りを嗅いでいる。隠遁、出家、隠居、引退、転職、自裁、いろいろと考えたが、いまのところ、実現性に乏しく、ただ、生存の欲求だけは、自然性なのか脳もこれを否定せず、といって萎根では性欲も中途半端で、とはいえ、寝酒をやめてから、戯曲の弟子の精神科医がいみじくも予想していたように、まったくの縮茎ではなく、朝などは、やや根元のほうに励起の感触がみられるようになってきた。悪いこっちゃナイだろう。従って食欲というのだけが、空腹でもナイのに、食い気は他欲を補って活発で、ついつい、マーケットで、あれもこれもと買ってしまう。まるで餓鬼である。とはいえ、世間、人間から遮断されて、じっとしているのがイチバンだ。何事も成すべからず。仇になるだけ。
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