イリュージョン
木曜日はしさしぶりに劇場で映画を観る。一人千円の夫婦割引。もち、ネット予約。いや便利ですな。観たのは気にはなってた『ウォッチメン』。こないだ『ヘルボーイ』を観落としたので慌てて行ったのだけど、これ二時間半以上あったか、もう銭かねかけたB級映画。いやもう疲れたのなんの。途中でトイレにも行ったくらい。陳腐大作。これなら『レッドクリフ・Ⅱ』にでもすりゃあ良かったな。で、昨日は録画してあった『ヘキサゴン』三時間スペシャルで大笑いさせてもらって、これまた録画しておいた(いやあほんと便利)『仕事人2009』。スジ(台本)の大胆さがいいですよ。ああいうの、突っ込み入れ始めたら、源太の飯屋は何で瓦葺きなのみたいなことまでいわねばならない。時代劇は家元のいうように落語と一緒でイリュージョンであっていいのです。如何にほんとらしくみせるか。スジが読めても、ヌケ(演出)の美学がまた私のような大衆を酔わせるには最適。ドウサ(演技)のくささもけっこうざんす。敢えて注文つけるなら、如月ちゃんがあまりに脇すぎるのでは。映画のハズレをテレビで取り戻した二日間でした。