よくできました
誰が書いているのか知らないが、WBCのシナリオほどよく出来ているドラマはないな。そう思いながら、おそらく決勝戦は日韓戦になるんじゃないかなどと、うっすらでも面白いシナリオを描いていた私は自嘲するしかナイ。いっそ二カ国語で、韓国側の中継放送も同時に聞きたいくらいだ。空振りの三振をしても、「いまのはいい振りだったですから次の打席が楽しみになってきましたね」などと、ちょっと選手を甘やかしすぎのキライはあるが、イチローくらいになると、ともかく打つ、守る、走る、何かやっておけばそれで絵になる。それがナイときはベンチの彼の表情をヌケばいいのだから、おそらくカメラのうち一台はイチロー専用のがあるに違いない。・・・いま、売るアテのナイ小説を3本ばかり同時に書いているのだが、そのうちの一本が書いていてオモシロクなってきた。この感触だな。戯曲執筆にあって小説執筆にナイ、指先が踊るような書きごたえ。そうなるともう、ビデオを観ていても、頭の中は書いてる小説のプロットを模索してたりする。そのせいか、今日観た仏蘭西映画の『スマイルコレクター』というのは何の話なんだか、よくワカラナカッタ。で、終わると即座に奥さまが「これ、どういう話なのか説明して」。ワカンネエよ。本職にもワカンネエ。ナントカ脚本賞受賞作とあったんで借りてきたんだけど、このDVDビデオはハズレだったなあ。編集が拙いなあというのは気になってたんだけどねえ。だいたい刑事と犯人の顔がよく似ていて(ヒロインもそういうふう)、日本人の顔と中国人の顔を外人は区別出来ないというけど、オレっちも米国以外はけっこう惑わされるんだなあ。・・・精華小劇場の集団劇は記録的動員で千秋楽だったそうで、よかったよかった。狂言の出来も尻上がりに良くなっていったそうだから、初日はみんなテンション上がってたんだな。(と、こういうふうにテンションというのは使うのが正しい。つまり、不要な緊張感である)・・・明日は夕方から、呉智英さんと対談だから、散髪くらいしとかなくっちゃな。
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