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2009年2月 7日 (土)

雑感

劇王初日、審査員の岩松了氏に「私ゃ最近『時効警察』にはまってんのよ。んで、麻生久美子ってどうよ」と訊ねると、「あのこはね、女優にしてはめずらしく性格のいいこでね、その地の部分が出ないように気をつけてるくらいなの」そうか、と、ミーハーの私、納得。まあ岩松氏はメジャーの女優さん相手の仕事が多いからひどいのもいるんだろうなあ。で、今年は作品数が2本減ったから楽になったかと思いきや、Aプロの一位『どっきり地獄』、なんだこのタイトルは、でイリュージョンに転換するあたりの手際の悪さ。こういうのだったら、うちの塾生のほうがまだ書ける。期待の刈馬カオスはどうやら平塚の悪行の祟りでもあったらしい。さて、Bプロ。市瀬佳子『喉仏マロンす』こういうタイトルがいいのだ。アベビの中島が出演することをついぞ忘却していて、あれ、出てるとはまったく下手こく話だが、小熊ヒデジの演出がいい。ちゃんと演技指導も出来ている。何でみなさん演出が上手いのかなあ。おでは下手だもんな。ともかくは1スジで、ひじょうに無難なお芝居らしい芝居でした。こういう弱者の味方のような芝居はいいよな。こんなご時世だから。サカイヒロトの『マ・・(長いので略)』はシンボリックなドラマツルギーで攻めてくるのだが、説明的に過ぎる。黒衣代わりの赤ん坊は要らんと思うぜよ。学生服を着ている理由なんてどうでもいいじゃん。こういうところに実直な性格出してどうすんの。狂気を表現するには正統の側からの視線が必要なんじゃねえかな。さて、明日の巴戦、もちろん、鹿目の演目如何。市瀬の作品はけしてこじんまりしているワケではナイ。劇的な要素をクライマックスにしているのである。劇的とは何か。刺激的なんじゃないの。ちがうの。

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